白菜の一度漬けを作ってみました。
白菜の一度漬けは本格的な白菜漬けとどこが違うのか、作り方と味の違いをお知らせします。
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白菜の一度漬け
白菜の一度漬けというのは、その名前の通り一度塩を振って重しをしたらそのまま食べられるというものです。
2度漬けよりも簡単な作り方で、しかも、3日間で食べられるので、作ってすぐ食卓に出せるのが良いところです。
※本格漬けの方の作り方は下の記事に
白菜の二度漬け
一方、本格的な白菜漬けは、本格的な白菜漬けで、下漬けと本漬けの二度漬けを行ったものです。
一度ではなく、2度塩を振って漬け直すという方法です。
一度塩を振って重しをして水が出たら、その水気を捨てて、再度塩を振り、重しをします。
水が上るまでが、1~2日、そのあと3~4日くらい漬けておけば出来上がりなので、本漬けは大体1週間くらい見ておくのがいいでしょう。
白菜の本格度漬けの作り方
ジップロックで作る際の分量と概要です。
一度漬け | 2度漬け | |
下漬け(1~3日) | 塩3% | 塩3% |
2度漬け | 塩1% | なし |
保存(冷蔵庫で) | 約2か月間 | 1週間 |
※保存に関しては、条件によって差がありますので、過信せずに注意の上早めに食べるのがおすすめです。
以下に作り方を簡単に書いておきます。
白菜の2度漬けの作り方
下漬け
- 白菜に重量の3%の塩を振る。
- 重しをして水が上るまで置く。(1~3日くらい)
本漬け
- 白菜をざるにあげ、水けを切ったら、新たに1%の塩を振り、赤唐辛子、昆布など加える。
- 水が上るまで数日、その後3~4日置いたら出来上がり。
白菜の1度漬けの作り方
白菜の一度漬けは、上の下漬けの行程を一度だけ行います。
- 白菜に重量の3%の塩を振る。
- 重しをして水が上るまで置く。
- 3日経ったらそのまま食べる
白菜の一度漬けの味の違い
私は毎年二度漬けでつけていましたが、ある時忙しかったので、そのまま食べてみようと思って一度漬けにしてみました。
水が上った状態で、そのまま冷蔵庫に重しをしたまま保管をしており、そのまま食卓に出しました。
漬けて水が上ってから1週間は経っていたと思いますが、味はどうだったかというと、一言でいうとやはり
おいしくない
でした。
白菜の一度漬けの味の違い
もっとも、夫は喜んで食べていたので、それほど違うわけではないのですが、どこがどうだったのか一口に言うと、やはり味が違うと感じす。
塩気が薄い
その時点で1週間以上たっていますので、塩は回っているのですが、なんとなく味が薄いのです。
一度漬けは、白菜の重量の4%分の塩で着けてそこで終了です。
2度漬けは、最初が白菜の重量の4%、次が、下漬けをした白菜の重量の1%の塩を加えます。
なので、一度漬けは塩が少ないのは少ないのですが、それだけでなく、2度漬けに比べると水っぽいのです。
塩しょっぱくないのが好みなので、味が薄いのはいいのですが水っぽいのはあまりおいしく感じられませんでした。
白菜の浅漬け、塩もみも同様に水気は多いのですが、それとはちょっと違うのです。
やはり、白菜の漬物というと「こういう味でこういう食感」というのがどこか記憶にあって、一度漬けはそれとは違うなあという感じでした。
食感の違い
白菜の漬物は本格漬けの方は、長く置いて葉っぱが薄く透き通るようになっても、漬物独特の食感があります。
一度漬けだと、なんとなく葉っぱが柔らかい、パリパリしないという感じになります。
塩で一度漬けるのと2度漬けるのとでは、味も食感にも違いがあります。
そして、その微細なおいしさを、昔の人は関知して、二度漬けのレシピを作ったのだなあ、とあらたえめ感心するくらいでした。
漬けものの2度漬けの大切さ
そもそも、本格的な漬物はみな一度漬けということはないようです。
浅漬けのようなものを作る時でも、キュウリに塩を振っておいただけだと、水が出て水っぽくなりますが、きゅうりにはあまり味がついていないということになります。
きゅうりの酢の物などを作る時には最初に軽く塩もみをして、それから酢で和えることになりますが、それと同じですね。
白菜の一度漬けがおすすめのとき
一度漬けよりも2度漬けの方が、期待した味になるということはわかりましたが、一度漬けにもメリットがあります
白菜漬けを減塩したい
白菜漬けを早く食べたい
白菜漬けを早く食べたいというときももちろんあります。
白菜の浅漬けも、一度漬けもそれはそれでおいしいものです。
最初から「これは2度漬けとは違うもの」という認識であれば全然問題はないと思いますし、また、減塩ということなら、一度漬けの方がずっと良いです。
現に夫は一度漬けでも「おいしい」と言って食べていますので、一度漬けの方も適宜採用したいところです。
下は白菜漬けや漬物作りにおすすめのおいしい塩です。