ぽろたん、皮がポロっとむけることで有名な栗を買ってきました。
家に帰ってからぽろたんの茹で方や食べ方を調べて、いちばん簡単な茹で方を選びました。
この記事ではぽろたんの正規の茹で方、オーブントースターでの調理方法、半分に切って茹でてすぐに食べられる茹で方をご紹介します。
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ぽろたんの茹で方
今回ぽろたんを買った茨城県内のドライブインには茹で方が掲示されていたようなのですが、私は見落としてしまったので、家に帰って茹で方を調べてみました。
すると、包丁の刃の端である「あご」の部分を使って、栗の周りに一周切れ目を入れるようにという下処理が多くみられました。
しかし、その後の茹で方を見ると、熱湯で2分から3分茹でたあと外皮と渋皮をむき、さらに本格的に30分以上茹でるまたは煮る、栗ご飯として加熱するというものでした。
ぽろたんの簡単な茹で方
それだと面倒で危険でもあるので、他の茹で方を探したら、他には
家庭で利用する場合には、半分に切る方法をお勧めします。
というものがあったため、そちらを採用することにしました。
ぽろたんを半分に切る埼玉JAの食べ方と茹で方は下の通りです。
ぽろたんをオーブントースタで焼いて食べる
(1)予熱したオーブントースターに、半分に切った「ぽろたん」を並べます。一度に加熱する数は「ぽろたん」5個分が目安です。
(2)そのまま加熱する。加熱時間は600Wで12~15分が目安です。
(3)加熱した後、熱いうちにむけば実がぽろんとはずれます。冷めるとむけにくくなります。やけどに気を付けて熱いうちに皮をむいてください。(出典:https://www.ja-sc.or.jp/garden/kuri_porotan/)
ぽろたんを下茹でして調理する
(1)沸騰したお湯に、半分に切った「ぽろたん」を入れます。
(2)そのまま2~3分ゆでてください。
(3)お湯から取り出した後、温かいうちにむけば渋皮ごと皮が外れます。この状態ですと、むけた実は生(なま)に近い状態です。クリご飯やお菓子など、いろいろなクリ料理をお楽しみください。
(出典:https://www.ja-sc.or.jp/garden/kuri_porotan/)
私の採用したぽろたんの茹で方と食べ方
上記の通り、2、3分加熱しても栗は生の状態です。
茹でただけで加熱するには、30分から40分はお湯でゆでる必要があります。
そのため、私の場合は、ぽろたんを中央で半分に切り、いつも使っている高圧の圧力鍋でゆでてみました。
- ぽろたんを半分に切る
- 高圧の圧力鍋で1分加熱する
- 熱いうちに皮をむいてそのまま食べる
この方法だと茹で時間は1分で、皮をむいたらそのまま食べることができます。
ぽろたんのもっとも早い調理法になると思います。
上記が皮をむいたぽろたんです。
半分に切った栗の実がお湯につかることになりますが、水っぽくなるということはまったくありません。
もちろん、水につけるのが嫌なら、蒸す方法もありますが、茹でても問題はありませんでした。
ぽろたんは普通の栗よりも甘みが強く、栗の風味を味わいながらとてもおいしく食べられました。
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普通の鍋でゆでる時の目安時間
圧力鍋だと1分ですが、普通の鍋を使う時の目安時間は、おおむね15~20分くらいだそうです。
以下はAIによる回答の参考です
栗を半分に切ってから茹でる場合、通常より短い時間で茹で上がります。15~20分ほど茹でれば十分です。以下は、半分に切った栗の茹で方の手順です。
ぽろたんの簡単な茹で方の注意点
ぽろたんの皮をむくときは、ぽろたんであってもいちばん外側の皮はそれなりに固いので、手でむくことはできませんので、やはり包丁やナイフが必要です。
それでも、渋皮はぽろたんのネーミングの通りぽろっととれますのでたいへん楽で、食べるときもたべやすくおいしく感じられます。
普通の栗に比べると若干むいている間に身が崩れやすいため、栗ご飯など、栗の形を残してきれいに調理したい場合においては、やはり栗の外周に切れ目を入れて下茹で後に調理する方法がいいと思います。
ぽろたんの正式な茹で方
茨城県公式サイト他の多くのサイトに紹介されているぽろたんの正式な茹で方です。
- 包丁で栗全体に一周切れ目を入れる
- 熱湯で2、3分下茹でをする
- 栗の皮をむく
- さらに本格的に茹でる、炊き込みご飯にするなどの調理を行う
茨城県公式サイトの説明では
(ア) 鬼皮と渋皮に包丁の刃元などで果肉まで達する傷をつける。 果実長径方向にほぼ一周する傷を入れると(ウ)の作業が不要となり 1 果を数秒 でむくことができる。また、図1左の様に数 cm 程度の傷入れでも 1 果を数十 秒でむくことができる。
(イ) 沸騰したお湯で 2~3 分ゆでる。
(ウ) 傷口から包丁で鬼皮と渋皮を果肉の一部が見えるまではぐ。(ア)で果 実にほぼ一周する傷を入れた場合はこの作業は不要になる。
(エ) 渋皮の切れ目に指をかけ鬼皮と渋皮をむく(図1右)。
(オ) 渋皮の一部が残る時、あるいはむけにくい時は更に 1~2 分ゆでる。 むいた果肉は表層のみ火が通っているが内部は生であり、さらに加熱調理が必要で ある。米と炊き込み、クリご飯などに利用できる。ゆでて加熱調理すると果肉が崩れ やすい。 出典:https://www.pref.ibaraki.jp/nourinsuisan/enken/seika/kajyu/kuri/documents/s2203.pdf
ぽろたんを買った場所
ぽろたんは、日本で開発された渋皮が簡単に剥ける栗の品種で、いちばん多く栽培されているのは茨城県です。
特に栗の産地として有名な笠間市とその周辺が多いですね。
今回は夫の実家に行った際に、立ち寄ったドライブインで買うことができました。
以前は笠間の道の駅に買いに行ったことがあるのですがすでに売り切れており、普通の栗に比べるとやや高価であるものの人気の品種です。
ぽろたんの特徴
ぽろたんは普通の栗と何が違うかというと、とにかく皮がむきやすいという点です。
栗のいちばん外側の皮がではなくて、その下の栗の凹凸のある果肉の表面にくっついている渋川の部分が、ぽろりととれる、そこからぽろたんが命名されました。
- 渋皮が剥きやすい:栗を加熱した後、渋皮が簡単に剥けるという点が「ぽろたん」の最大の特徴です。通常、栗の渋皮は剥くのが難しいため、ぽろたんは調理やおやつとしての利便性が高いです。
- 大粒:他の栗に比べて粒が大きめで、食べ応えがあります。大きくて形の良い栗が揃いやすいのも特徴です。
- 甘みと香り:ぽろたんは甘みが強く、豊かな香りを持っているため、焼き栗や茹で栗としてそのまま楽しむことができます。また、栗ご飯やデザートとしても活用されています。
まとめ
栗ご飯にするときは、栗の数は少なくて良いため、外周に切れ目を入れて数分茹でるのがおすすめです。
ただし、栗を茹でてそのまま食べたい時には、半分に切って加熱する方法で十分おいしいです。
用途に合った方法を選んで ぽろたんをおいしく召し上がってくださいね。