パン生地にバターを入れ忘れたことはありませんか。
ホームベーカリーで材料を入れる時に、うっかりしてバターを入れ忘れてしまいました。
結果はというと、特に支障なく食べられました。
逆に、ホームベーカリーでパン生地を作るとき、入れ忘れては絶対ダメなものは何でしょうか。
あらためてチェックしてみました。
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パン生地にバターを入れ忘れた
うっかりして、先日パン生地をこねる時にバターを入れ忘れてしまいました。
いつもとは違う、手持ちのメモを使ったのが原因です。
レシピの材料の順番が微妙に違っていたので、飛ばしてしまったらしいのです。
この場合のレシピは、ごく普通のパンのレシピでした。
使用したホームベーカリー
使ったベーカリは、パナソニックのもの。
私の買ったパナソニックのホームベーカリーは、安価ですごくおすすめです。
パンの基本生地のレシピ
その時使ったパンの基本生地のレシピです。
これはホームベーカリー付属の分量ではなくて、たぶん雑誌にあったものだったと思います。
なぜこのレシピがいいかというと、バターとそして砂糖の分量が少ないからです。
■パンの基本生地のレシピ
強力粉 200g
塩 3g
砂糖 15g
バター 15g
卵 20g
水140g
スキムミルク16g
牛乳 50g
水 90g
(または、牛乳 50g 水 90g)
ドライイースト 2g
バターなしのパン生地
気が付いたのは、一次発酵を終えてから取り出すとき。
パン生地に若干艶がない、なめらかでない、伸びが悪いなどのことから、入れ忘れてしまったことに気が付きました。
せっかく作ったのに、とってもがっかり。
ついで、大慌てでネットで調べてみましたが、そのままでよい」という意見が大半。
そこで、そのまま焼いてみましたが、いつもとはちょっと違うけれども、ほとんど支障なく食べられました。
バターは1次発酵後に入れられる?
それでは入れ忘れてしまったバターを1次発酵後に入れられるでしょうか?
答えはノーです。
途中で気が付いた場合も、あとから加えるのはやめた方がいいです。
油脂類はかなりまんべんなく混ざらないと、溶けてパンケースに油となってたまるだけになってしまいます。
ブリオッシュで失敗した時がそうなります。結局パンそのものの味には反映しません。
バターなしのパンの味は?
結局、バターなしパンの味がどういう風に違ったかというと、若干、クラスト、つまり皮が固め。
クラムは若干身が詰まった感じで、噛み応えのある食感になりました。
これはこれでなぜか美味しいと思ったんですね。ちょっとコッペパンの味に似たような感じです。
甘い生地はピザは不向き
ただ、バターを入れなかったからと言って、一つは、オリーブオイルをかけてピザっぽくしてみたんですが、これは何となく味が会いませんでした。
ピザ生地には通常砂糖は入りませんが、バターロールに近い記事だったので、そういう記事には、オリーブオイルは合わない感じ。
ソーセージのパンと、チーズを入れたパンはおいしくいただけました。
見た目もちょっと違いますが、大きな違いはありませんでした。
カレーパンの揚げパンにしたら目立たない
結局3つだけ、オーブンで焼いて食べて、残りはカレーパンの揚げパンにしたので、ほとんどわからず。
夫は「おいしい」と言って、全然変わらず食べてくれました。
ここまでの結論
バターを入れ忘れた際のパンの結論です。
・普通のパン生地ならバターを入れ忘れても、まずまずおいしく焼ける
・心配なら一次発酵を終えたところで取り出し、その後のレシピをカレーパンなどの揚げパンにするとよい
・個人的に、砂糖が多いパンはピザは不向き
・焼き上がってから美味しくない場合はフレンチトーストがおすすめ
ホームベーカリー材料の入れ忘れ
ホームベーカリーというのは、材料をほとんど全部入れるだけで、時間が来ればパンが焼き上がるという便利なものです。
私がパンを焼き始めた最初の頃は、まだホームベーカリーが普及していなくて、手ごねだったのですよ。
それなりに美味しくできましたが、時間も力も必要としたので大変だったのは言うまでもありません。
ドラマの誰かのセリフのように、めったに「失敗しない」ホームベーカリーですが、ただ一つ、材料の入れ忘れという初歩的なミスには注意する必要があります。
というのは、パンの味ばかりではなく、発酵のために欠かせないものがあるからですね。
塩を忘れても焼けるが味がないパンに
他には全粒粉のパンで一度、塩を入れ忘れたことがあります
見た目も食感も変わりなし。
ただ、味がないパンになりました。
夫は「食べられるよ」と言いましたが、私はちょっと抵抗があったので、フレンチトーストにして食べました。
砂糖はパンの発酵を助けるので必須
一方、砂糖は、バターロール系のパンにはイーストの発酵を助けて、ふっくらさせる作用があります。
フランスパンやライ麦パンは、モルトは入れても砂糖は入れませんが、バターロール系のパンには、砂糖は欠かせないと思います。
中華まんなどは、塩は入れず砂糖だけのレシピがありますね。
びっくりしますが、味はとてもおいしいのです。
余り甘いと思わなくても、砂糖は大切なのですね。
ドライイーストを忘れたらダメ
幸いにして、イーストを入れ忘れたことはありませんが、叔母が一度ドライイーストを忘れたら、ただの小麦の塊になって食べられなかったと言っていました。
他の材料は忘れても、イーストは必須だと思います。
ただし、他の材料は忘れても、案外イーストを入れ忘れるということはないものです。
水分が少ないパンもだめ
水分は余り少ないとパンがこねられなくなります。
機械が壊れはしないまでも、負担が大きいので注意する必要があります。
また味の点でも、たぶんこの場合もかなり美味しくないパンができると思います。
スキムミルクを忘れた場合
牛乳はともかくスキムミルクを忘れたといった場合は、味はやや落ちるかもしれませんが、水だけのパンレシピもたくさんありますので、私ならそのまま焼いてしまいます。
フランスパンもライ麦パンも、ミルク類は入りません。水だけででも美味しいです。
終わりに
とても便利なホームベーカリーですが、材料を入れ忘れたことに気が付くと、慌ててしまうし、がっかりしてしまいます。
材料は、入れ忘れても大丈夫なこともありますので、心を決めて焼き上がりを待ちましょう。
そして工夫していただいてみましょう。
ダメな場合は、捨てればいいだけです。気持ちを落ち着けて再度トライしてみてくださいね。