パウンドケーキを焼きました。今日は気温が高かったので、とてもうまくいきました。
パウンドケーキを焼くコツはバターを柔らかくしてから練ること、分離させずに卵と混ぜること、粉を加えたら十分に混ぜる、その3つです。
上手にできるようになるまでの、卵1個分のレシピです。スリムなパウンド型でお手軽に焼けますよ。
スポンサーリンク
パウンドケーキのいろいろな作り方
パウンドケーキには、バターを練って作るものと、溶かしバターを加えるもの、さらに、卵を泡立てたメレンゲを加えるものと、様々な作り方があります。
もっとも一般的なものが、バターを練って作るもので、ベーキングパウダーを加えるので、生地にも高さが出ます。
溶かしバターを加える方は、それに比べると柔らかく仕上がります。
上は、ほぼ溶かしバターになってしまったので、断面がきれいでないのは、かなりふわふわであるためです。
もっとも、うちの夫は固めの方がパウンドケーキらしくて好みだといいます。それだけ幅があるのですね。
卵1個で作るパウンドケーキで練習を
パウンドケーキのサイズは、約18センチ×9、高さ6センチのテフロン加工の型を使っています。
卵が1.5個の分量だと、この型にはぴったりで、型よりやや小さめになりますが、卵1個で作るのが夫と2人だとちょうどなので、いつもこのサイズで作っています。
焼き時間も短く、30分もあればできます。
さらに、卵が大きいものの場合、70gくらいのサイズだと他の材料も一緒に増やして、さらにちょうどいい大きさになります。
少量焼く時には、型はスリムサイズのパウンド型がおすすめです。
パウンドケーキをおいしく作るコツは?
メレンゲを使わず、一般的なバターケーキの作り方で作る場合の、パウンドケーキをおいしく作るコツです。
・必ずハンドミキサーを使うこと
・卵を分離させないように少しずつ混ぜること
・粉を加えてからは混ぜる回数に注意
コツ1 バターを室温に戻すこと
バターは必ず室温に戻して柔らかくしておきます。
急ぎの時は、レンジにかけてもいいですが、決して溶けるまでかけないこと。
時間を見て、「弱」などのモードで様子をみて行ってくださいね。
コツ2 必ずハンドミキサーを使う
以前のお菓子は手動で混ぜるものが普通でしたが、パウンドケーキは必ずハンドミキサーを使ってください。
油脂の入るお菓子は皆そうですが、とにかく、粒子を細かくして混ぜることが第一なので、手動では不足します。
量が少ないからといって、手動にしないこと。頑張っても電動の威力にはかないません。
コツ3 卵は分離させないように少しずつ
卵を分離させないように混ぜるというのは案外厄介ですが、上の条件が満たされていれば、それほど難しくはありません。
卵は、別な容器に溶いた上、できれば大さじ1位の量ずつ加えながら混ぜてみてください。
分離しそうになったときは、粉を少量だけ加えるとうまくいきます。
上はおおむね混ざった時の画像です。
分離をしているときは、バターがもっと大きな塊になり、卵が水っぽく黄色くなってバターの周りについているような状態になります。
卵が黄色く見える時は、バターと混ざらず分離をしている状態です。
4 粉を加えてからは混ぜる回数に注意
粉を加えてからは、たくさん混ぜてください。
お菓子の先生の作り方を見ると、とにかく混ぜる回数が思っているよりもずっと多いです。
50回からそれ以上、ゴムベラを動かして、きめの細かい生地になることを見極めてください。
うまく混ざった生地は上のような感じです。
誇張して言うとクリームのような感じ。
ゴムベラを動かしたときにも重くなく、きめの細かいふわっとした感じにできたら成功です。
卵1個のパウンドケーキのレシピ
■フルーツケーキ
*パウンドケーキ基本の分量
バター……60g
砂糖……55g
卵……1個
バニラエッセンスまたはバニラオイル
粉……60g
BP……1/4
1.バターをクリーム状になるまで泡立て器でよく練り、砂糖を3回くらいに分けて加え、よく混ぜます。
2.卵を溶きほぐし①の中に少しずつ加えながら混ぜ、さらにラム酒、バニラエッセンス、好みのフルーツなどを加えて混ぜます。(写真はくるみとレモンピール、レーズン入り)
3.薄力粉とバーキングパウダーを合わせてふるったものを入れて混ぜます。パウン型に流し入れ、表面を平らにしてから、底までゴムべらを入れて中央をくぼませます。
4.170℃のオーブンで30分ほど焼きます。
パウンドケーキのバリエーション
中に入れるものは、ラム酒にひたしたドライフルーツやナッツ類の他、オレンジやレモンの皮をすりおろしたもの、(オレンジ皮大さじ2/3、オレンジ果肉2/3個分ほど。レモン皮小さじ1/2、レモン果汁 大さじ1/2)、バナナ1/2本をフォークでつぶしたものなど、いろいろ楽しめます。
マーブルケーキは種を全部混ぜ合わせた後、1/5両ほどを別のボウルにとってココア大さじ1を湯大さじ1強で溶いたものを混ぜてココア種を作り、元の生地に軽く合わせて模様をつけて焼きます。
何度か作るとコツがつかめると思います。
それでは、皆さまもおいしく召し上がってくださいね!