クッキーを焼きました。懐かしい甘い味わいです。
ずっと前NHKのテレビ番組、ためしてガッテンで、クッキーを歯ざわり良くさくさくするように作るコツというのをパティシエが伝授していました。
番組のページを見ても載っていないので、日記のブログに書き留めておいたものをお伝えしますね。
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いつものクッキーをサクサクにするコツとは?
クッキーをサクサクにするコツとは、とにかく各材料の粒子を細かくして、バターと砂糖と粉、それ卵黄が良く混ざり合えばいいのです。
しかし、小麦粉にはグルテンがあって、混ぜたりこねたりし過ぎると今度は固くなってしまいます。
なので、その方法がパティシエの伝授する「コツ」なのですね。
コツその1:バターをレンジにかけて柔らかくする
まずバターを練リ始める前に軽くレンジにかけます。
溶けてしまってはいけませんが、バターにぴかっと照りが出るようになるまで、マヨネーズの一歩手前くらいの、かなり柔らかい状態です。
他の材料と混ざりやすくするためで、できるだけ油脂の粒子を細かくしておく、そういう説明でした。
材料を混ぜる
そこに卵と粉他を混ぜて、種を作ります。それはちょっと丁寧にする程度で普通の混ぜ方でいいです。
コツ2:カードを使って切り混ぜる
種ができたら、普通はここで伸ばして型抜きしてしまいますが、ここからはカードを使って生地を混ぜていきます。
ゴムベラを使ったり、パン生地をこねるみたいにこねたとすると、粉のグルテンが出て固くなってしまうので、カードで切り混ぜるという作業で混ぜていきます。
カードをクッキーの生地に斜めに入れます。そして生地を切り離します。
もう一度。
粉とバターの粒子をよりきめ細やかに混ぜるために、カードでそれらをすり合わせるようにするのが目的だそうです。
斜めの方が生地にさわる面積が大きいので、カードを斜めに入れます。
それを繰り返します。断面はバニラアイスクリームのように、なめらかに見えるようになります。
コツ3:定規を使って厚みを揃える
棒状に整えたら、1センチ厚みに切っていきますが、この時目分量ではなく、定規を使います。
厚みをそろえて、焼きむらをなくすためだそうです。
分量と作り方です。
サクサククッキーのレシピ
無塩バター 120g
粉砂糖(ふるっておく) 80g
卵黄 1個分 約50g
薄力粉(ふるっておく) 200g
(※ ココア生地の場合 粉170 g ココア30g)
作り方:
1. 無塩バターをマヨネーズ状にするため、レンジで10秒ずつ加熱しながら様子を見てください。足りないようなら追加してくださいね。
ピカっと照りが出るように見えるのがベスト。
2. 粉砂糖を入れ、泡立て器でよく混ぜ合わせます。卵黄を入れてさらに混ぜます。
ゴムベラで混ぜてもいいですが、ワイヤーの数が多い泡立て器の方が早く混ざります。
ワイヤ^が10本なら、一回動かして10回混ぜたのと同じことになります。
3. ここから、ゴムベラに変えて、薄力粉を入れて切るように混ぜます。
生地が黄色になり、まとまりはじめたらカードに持ち替えます。
カードを生地に斜めに入れて切り離します。5回切ったら、生地の向きや、切る角度を変えて、もう一度5回切り混ぜます。
それを全部で5回やってみてください。要は25回斜めにカードを入れて切り離すということです。
4. 混ぜ終わったら、生地を直径3センチの棒状にして、形を整えます。転がして丸くしてもいいですよ。
5. すぐに焼かないで、冷蔵庫で1時間冷やして、生地を落ち着かせます。
パンでいうベンチタイムみたいなものですね。
6.定規を使って1センチずつ目印をつけ、厚みがそろうように包丁で真っ直ぐに切ります。
7.クッキングシートを敷いた天板に間隔をあけて、クッキーを並べ、予熱して温めておいたオーブンで150度で20分ほど焼きます。
時間はお家のオーブンに合わせて、調整してくださいね。
下は型抜きしてみたもの。
薄めになりますが、食感は変わりませんでした。
大好きなクッキーがいっそうおいしくなった感じです。お試しくださいね。
他のお菓子のコツ
カードの呼び名はスクレーパー、ドレッジ
カードは、私の場合、お菓子作りには欠かせない道具です。
プラスチック製でバターが切れるよう先が薄くなっていて、ゴムべらより全体は固く、練り込みパイ生地などバターをボウルの中で細かく切り刻む場合に使います。