１００均の珪藻土コースターを購入して使っていましたが、珪藻土の商品の一部にアスベストが含まれているため、ニトリとカインズホームが回収を始めました。
ダイソーやセリア、キャン★ドゥの商品は大丈夫なのか、心配になったので調べてみました。
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アスベストとは？
そもそもアスベストとは何かというと、和名は”石綿”というものです。
天然にできた鉱物繊維で、混ぜると物質が強固になって安定するということで、一時期は盛んに使用されていました。
しかし、その後、アスベストを吸い込むと、肺がんなどの重篤な疾病を発症するということがわかり、基準値を超える物品に関しては、使用が禁止されることとなったのです。
石綿は、極めて細い繊維で、熱、摩擦、酸やアルカリにも強く、丈夫で変化しにくいという特性を持っていることから、建材（吹き付け材、保温・断熱材、スレート材など）、摩擦材（自動車のブレーキライニングやブレーキパッドなど）、シール断熱材（石綿紡織品、ガスケットなど）といった様々な工業製品に使用されてきました。
しかし、石綿は肺がんや中皮腫を発症する発がん性が問題となり、現在では、原則として製造・使用等が禁止されています。
https://www.erca.go.jp/asbestos/what/whats/whatAsbestos.html
珪藻土とアスベストは別もの
ちなみに、アスベストと珪藻土は、まったく別のものです。
珪藻土そのものが悪いわけでは全くありませんが、アスベストが混入した珪藻土の商品については注意が必要だというのが今回の報道です。
キャン★ドゥの珪藻土コースターについてのルポは
１００均の珪藻土商品に問題や回収はなし
ダイソー、キャンドゥ、セリアの珪藻土の商品については、いずれもアスベストの混入や危険性はありません。
私が購入した、キャン★ドゥの珪藻土コースターももちろん問題はないという公式発表があります。
以下に各１００均ショップのコメントを掲載します。
キャン★ドゥの公式発表
【キャン★ドゥ(CanDo)からの公式発表】
弊社取り扱い商品については、日本基準の検査機関にてアスベスト含有測定試験を行っており、試験結果より安全性が確認できております。
引き続き、安心してご利用ください。
キャン★ドゥのツイッターです。
弊社珪藻土製品についてのお知らせ pic.twitter.com/F7TOyV2jzW
— CanDo/キャンドゥ (@cando_official) December 25, 2020
ダイソーの珪藻土商品へのコメント
ダイソーのHPには、「問題なし」とする報告が掲載されました。
2020.12.31 重要なお知らせ
珪藻土商品についてお客さまへのお知らせ平素は弊社店舗をご利用いただき誠にありがとうございます。
このたび、他社が販売する珪藻土商品の一部から、法令基準を超える石綿（アスベスト）が含まれる件についての報道がされております。
当社が販売する珪藻土商品について、石綿（アスベスト）含有量の検査を実施し、問題がないと結果が出ております。
セリアのHPの珪藻土商品の安全性に関するお知らせ
セリアのHPにも下のような報告がなされています。
珪藻土商品の安全性に関するお知らせ
平素よりセリアをご利用いただき、誠にありがとうございます。
弊社が販売する珪藻土商品につき、日本国内の検査機関にて石綿（アスベスト）含有検査
を実施し、安全性が確認されておりますので、引き続き、安心してご利用ください。2021 年 1 月 6 日
１００均の商品は、いずれも、安いものですので、回収になってもならなくてもそれは構いませんが、キッチン用品の場合は、何となく心配ですよね。
何でもないことがわかって安心しました。
珪藻土の回収対象となったメーカーと商品
回収になったのはどこの商品か、その際の改修方法も書いておきます。
アスベストの基準値を上回る含有で回収対象となったのは、ニトリとカインズホームの珪藻土の商品です。
ニトリは、ニトリ及びデコホームにて 2016 年 12 月 4 日から 2020 年 12 月 16 日まで販売した、バスマットとコースターが回収対象です。
カインズホームの方は 2018 年 5 月 26 日より 2020 年 12 月 12 日まで販売した、吸水石鹸トレイ 吸水ディスペンサートレイ 珪藻土バスマット 珪藻土除湿ボード 珪藻土マット が対象となります。
珪藻土商品の回収について
回収に際しての取り扱い方法と回収先は、ニトリもカインズホームも同じ方法です。
商品をビニール袋などに入れて密封し、最寄りの店舗に届けるという回収方法になります。
取り扱いの際に、商品を割らないように注意が必要です。
