プンパニッケル、またはプンパ―ニッケルというパンが最近注目されるようになりました。
糖質ダイエットにも最適なドイツのパン、低炭水化物ダイエットを始めた夫が、初めて間もなく2週間で4キロの減量に成功!
秘密はお腹いっぱい食べてもだいじょうぶ、太らないプンパニッケルというパンについてご紹介します。
プンパニッケルとは
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プンパニッケル、またはプンパーニッケルというのはドイツのパンの一種で、ドイツではパン屋さんで売っています。
ドイツパンといえば日本の白くてふわふわしたパンよりも、褐色の固いライ麦パンが主流です。
ライ麦パンやフランスパンなどの固いパンのことはハードパンと呼ばれますが、いずれも、粉と塩と水分のみというものが多く、日本の菓子パンに比べると元々がダイエット向きなのです。
日本語ではプンパーニッケルとも表記されますが、どちらも同じものです。
プンパニッケルの材料
ライ麦、それからオート麦と言われるものですが、同じ麦でも小麦粉の小麦に比べてライ麦は栄養分がひじょうに高いです。
精製がされておらず、全粒粉、グラハム粉とも同じく麦が玄米のように栄養分を残したまま挽かれているためです。
ビタミン、鉄分、それからダントツに高いのが食物繊維で、通の食パンの4.4倍と言われ、ほぼ一食分の玄米ご飯に匹敵する量です。
プンパニッケルの形状
私は自分でもハードパンを焼きますしいろいろなパンを見ていますが、最初にプンパニッケルを見たときはびっくりでした。
よく「煉瓦のような」と言われる通りで、四角くて固い上に重い。
袋に入れて手に下げるとずっしりです。
上のもので1kgを越えるので、うちの量りだとエラーになってしまいました。
食パン1枚50g、プンパニッケルは37g
こちらはスライスした1枚の重さ。
大きさは角食の大きさより一回り小さく、厚みは5ミリくらいしかありませんが、これだけで37gの重さがあります。
食パン8枚切りの重さはというと、1枚が50g前後とされていますので、食パンと比較すると少ないです。
そしてプンパニッケルの場合は全部が粉ではないので、デンプンの含有量はさらに低いです。
糖質ダイエットにすぐれているというのはそのためです。
プンパニッケルの味
ネットの評判を見ると、かなり好き好きあるようです。普通の「パン」ともライ麦パンともまた違うものです。
膨らんでいる感じはないのですが発酵はさせているらしく、やや発酵種の酸味があり、若干甘みがあります。香ばしくもありますが、独特な香りです。
うちの場合は最初はびっくりおそるおそる食べ始めましたが、しばらく経ったら、夫も私も「おいしいね」と言いながら食べています。
なんというか、やみつきになるのです。ハード系のパン、ライ麦パンやカンパーニュなどがお好きな方は、きっと気に入ると思います。
プンパニッケルの食べ方
プンパニッケルはそのまま、またはスプレッドなどを塗って食べるなど普通にいただいてかまいません。
ただし普通のパンとは違うところもあります。
プンパニッケルは薄くスライスして食べる
プンパニッケルは、5ミリ程度、12枚切りの食パンくらいの厚さに、薄くスライスして売っているものが大半です。
上は自分で切っているのでこれでも厚い方で、市販品のプンパニッケルは、これよりさらに薄いです。
形は四角い食パンのようですが、それより1回り以上は小さいです。
ライ麦パンだと中が密でただ固いという感じなのですが、プンパニッケルは固くはなく麦の粒を固めたような感じで、むしろ、ほろほろと崩れそうな感じ。
ベーカリーで焼いたこのパンに関しては、粘度はありません。それも含めてトーストした方がおいしく食べられることが多いです。
プンパニッケルの調理レシピは下にまとめました。
プンパニッケル調理の仕方と食べ方
そのままでも食べられますが、トーストすると香ばしさが増すので、焼いて食べるという人が多いです。
サンドイッチにする、またはオープンサンドにするというレシピをよく見かけます。今のところ外国のレシピしか見つかりません。
プンパニッケルは長めにトースト
時間にしたら普通の食パンより長めの7分くらい、夫はカリカリになるまで焼きます。
そうすると、麦の粒が固くなって、何度も噛まないと飲み込めないため、その方が満腹感があるとか。
私は固くならない程度に焼いて、中央はまだ柔らかいくらいで、消化良く食べる方が好きです。
プンパニッケルに合うスプレッド
プンパニッケルに合うスプレッド一覧は
・マスカルポーネ
・サワークリーム
・クリームチーズ
・水切りヨーグルト
この中でも、ダントツは、マスカルポーネです。
柔らかでほんのり甘い。なぜかプンパにとても合うので、それを塗って食べることが多いです。
他には、サワークリーム。
生クリームを発酵させたもので、酸味があり、こちらもおいしいです。
あとはクリームチーズも合います。
上の写真はクリームチーズとレーズン、ナッツを合わせて作った自家製スプレッドです。
水切りヨーグルトでもできます、チーズや生クリームが原料のクリームより、ずっと低カロリーなので、ダイエット強化中の方にはおすすめです。
一方、パターについては、夫は好みのようですが、私はあまり向かないように思います。
というのは、お米の玄米を食べる時もそうなのですが、油ものがなぜか食べたくなくなります。
たぶん、玄米や粒麦には、油脂分が含まれているからではないかと思いますが、よくはわかりません。
ただ、低カロリー食でのダイエットを目指すなら、バターたっぷりは逆効果になってしまいますね。
あとは市販のサンドウィッチスプレッドなど。
基本、そのまま主食として食べていますが、ハムやスライスチーズ、茹で卵やアボカドのディップを乗せることも多いです。
かなりトーストした場合を除き、ほろほろと崩れやすいので、それほどサンドウィッチには向かないと思います。
オープンサンドならできますが、こちらも崩れやすいし、生地がしなりやすいので、たくさんはのせられません。
少しずつ添えたり載せたりしながらいただくのがおすすめです。
ライ麦それ自体に風味があるので、おかずを添える場合でも、味の点でもシンプルな方がおいしい気がします。
プンパニッケルの気になるダイエット効果は?
2週間くらい朝食に食べたところで、夫の方は4キロ減ったと言って、驚いています。
そして、いろいろな方法を試してなお便秘気味でしたが、朝食をプンパニッケルにしてから、「調子が良くなった気がする」とも言っているので、むしろ便秘の改善の方に思わぬ効果があったと喜んでいます。
プンパニッケルを朝食に続けたら小食に!
さらに、しばらく続けているうちに明らかに小食になりました。
天ぷらうどんを食べたら、以前なら夫は天ぷらを取り合わせて3つは食べていたのですが、今はひとつでお腹がいっぱいになってしまったと言います。
私としてはたくさん食べてくれた方が張り合いがあるのですが、夫本人は「胃が小さくなったのかな」と言って満足気です。
プンパニッケルはどこで買える?
私たちは、プンパニッケルを売っているドイツパンベーカリーを見つけましたので、そこに予約の上で買いに行っていますが、ドイツパン専門店でも、どこでも扱っている、またはいつでも売っているというものではなさそうです。
そしてプンパニッケルの賞味期限は、半年から1年とも言われており、ひじょうに長いので、ネットで買って郵送でも十分大丈夫です。
特に、初めて食べるなら少量で試されるのがいいと思います。
プンパニッケルの値段は?
一度に、8mmスライスで夫は1枚〜2枚、私は1枚以上はお腹がいっぱいになって食べられません。
なので、買う時は割高のようですが、結局普通の食パンを食べるより、リーズナブルということになります。
ドイツ輸入品なら、一包みが300円台からで買えます。
ベーカリーのプンパニッケルはやや割高でトップの写真のものだと2斤分で32枚、1500円くらいです。
もっとも、夫と私で毎朝3枚ずつですから10日分で、1日に割ると150円くらいですね。
まとめ
ダイエットとなると、料理を作る方としても、お腹いっぱい食べてダイエットというのは、うれしくて安心です。
「良いものに出会えて良かった」との夫の弁。
今は体重計に乗るのを楽しみにしています。