対面式キッチンのデメリットについてヤフーニュースに取り上げられていました。
一概に対面式キッチンだからと言ってデメリットばかりではありません。
実際使ってみた対面式キッチンのメリット・デメリットについてお知らせします。
対面式キッチンのデメリット
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Yahoo!ニュースに様々な対面式キッチンを実際に使っての体験談が掲載されていました。
主に、対面式キッチンのデメリットについて紹介するというものでした。
もちろん対面式キッチンにもいいところもメリットがたくさんありますね。
このメリット・デメリットは 厳密にいうと、対面式キッチンのそれぞれのタイプによって大きく違ってきいます。
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対面式キッチンの種類
一口に対面式キッチンと言っても、今はキッチンのデザインや種類が多様化しており、少し前に比べるとその種類の多さに驚きます。
対面式キッチンは2種類
大きく分けて対面式キッチンはアイランドキッチンとペニンシュラキッチンの二つに分けられます。
- アイランドキッチン
- ペニンシュラキッチン
アイランドキッチンの特徴
アイランドキッチンというのは部屋の真ん中にテーブルをポンと置いたような形をしているキッチンです。
最近の最も流行しているキッチンで、最先端のデザインでもあります。
アイランドキッチンの対面式という場合は、中央のキッチンキャビネットに水道とシンク、いわゆる流し台があり、その他にガスコンロ又は AH コンロとの両方が置かれているものが多いようです。
複雑なのはアイランドキッチンと言っても、水道は中央にあって、ガスコンロだけが背面に壁付に置かれているというものもあります。
Yahoo ニュースで取り上げていたのは水道と熱源とは両方真ん中にあるタイプのものでしたので、今回はこのタイプのキッチンに限って考えました。
ペニンシュラキッチンの特徴
ペニンシュラキッチンというのはアイランドキッチンのように、キッチンキャビネットは独立しているのではなくてキッチンキャビネットのどちらかが壁に付いているものです。
ペニンシュラというのはチリで言う半島のことを指します。
つまり陸地に続いて 突出しているキッチンの部分を半島になぞらえて命名されたものです。
同じペニンシュラキッチンでも、一昔前のキッチンは中央部に吊戸棚がついているというものが多かったですが、今は吊戸棚のついていないものの方が多いです。
ペニンシュラキッチンと吊戸棚
吊戸棚のあるものは、リビング側からは天井とそれに続く部分が壁になってて、壁の裏側が吊戸棚です。
また、キッチンキャビネットのリビング側がカウンターとして利用できるようになっているタイプのものも多いです。
皆さんはどのようなキッチンがお好みでしょうか。このように種類があるとなかなか迷ってしまいますね。
アイランドキッチンのデメリット
今回の記事で多く取り上げていたのがアイランドキッチンの調理中の油汚れのデメリットでした。
アイランドキッチンの調理中の油汚れ
アイランドキッチンはテーブルのような形になっている上にシンクとコンロが付いています。
遮るものが前にないので、勝利をすると油、時によっては水が前や脇に跳ねてしまうというのがデメリットなのだそうです。
それを解決するには透明なプラスチックパネルをつけるといいということでした。
アイランドキッチンのデメリット2
またアイランドキッチンのもう一つのデメリットとしては、調理中の様子や、カウンタートップの上に置いたものが丸見えになってしまうということ。
それなら気になる場合には、常に片付けを気にしていなければならないという意見もありました。
アイランドキッチンだと狭い
さらに、アイランドキッチンで いちばん気になるデメリットは、キャビネットを中央に置くというレイアウトだと、部屋全体が狭くなってしまうということです。
アイランドキッチンは、リビング全体その真ん中よりやや後方にキッチンがあるというものが多いのですが、それだと狭いということなのですね。
アイランドキッチンは価格が高い
あともう一つ、やフーニュースでは取り上げられていませんでしたが、アイランドキッチンは価格が高いです。
壁付の場合は、キッチンの扉側はともかく、裏側部分にパネル入りませんが、アイランドキッチンはキッチンキャビネットの向こう側がリビングです。
なので、その部分のパネル、さらにサイドも含めた価格がプラスされるので、一番高くなってしまうようです。
アイランドキッチンのメリット
それではアイランドキッチンのメリットはというと、もちろんたくさんありますよ。
アイランドキッチンの回遊性
アイランドキッチンのメリットとして挙げられるのは、回遊性が抜群だということです。
つまりキッチンに入るのに右側からでも左側からでも何人でも同時に移動ができるというものです。
ペニンシュラキッチンのデメリットはその反対、つまり片側からしか入れないので、動線が悪いということでしょう。
アイランドキッチンはおしゃれ
また見た目の点で言うと、アイランドキッチンは片付いて掃除をしている限りでは見た目が綺麗とも言えるかもしれません。
ペニンシュラキッチンを使った感想
ここから実際私が自分のペニンシュラキッチンを使った上でのメリットと感想を記したいと思います。
家のキッチンは右側が壁付けになっており、ガスコンロの前が壁になっている他、シンクの上は吊戸棚が付いたタイプのキッチンです。長さは280cm と普通のキッチンより長いものとなっています。
これは私の好みで付けたのではなくて中古住宅を購入して転居後の家ついていたキッチンをそのまま使ってことになりますが、自分としてはペニンシュラキッチンが大変気に入っています。
壁付キッチンにもメリット
もっとも、私自身は本当は壁付の方が良かったんですね。
そうすると何がいいかというと、配膳がとても楽だというメリットがあります。
またテーブルを直ぐ近くに置くので、座ったまま作業することも出来ますし、何かを食べながらすぐに物を取ろうと思ったり、立ったり座ったりするのもとても楽です。
もちろん部屋の面積も広く使えます。
また、壁に配管を入れられるので、その当たりの施工も簡単です。
壁付キッチンのデメリット
ただし、その場合の壁づけのキッチンにもデメリットがあります。
人が来た時は壁付けのキッチンはやはり見た目が悪いということです。
どんなに綺麗にしたところでキッチンがこちら側を向いているとあまり感じのいいものではありません。
また大抵は何かしらのものが出ていることが多いので、それらも必然的に目に入りますし、全部を片付けるということは個人的には不自然でもあり、非効率的なことになると思います。
壁付キッチンはリビングが見えない
それと壁付けのキッチンはやはり全ての作業を壁を向いて行うこととなるのは説明するまでもありません。
ペニンシュラキッチンのメリット
私がペニンシュラキッチンでいいなと思ったのは、やはり調理をしたり、片付けをしながら夫とちょっとした会話ができることです。
またそれほど距離が近くありませんがテレビがこちらは側向いて置いてあるので、それについての話題も、テレビを遠くに見ながらでも夫と共有することができます。
対面式キッチンはリビングが見える
それ以上に私の場合は、リビングの窓の光を見ているのが好きなので、対面式キッチンで一番良かったったと思うのがこの点です。
キッチンそのものがそれほど明るいわけではないのですが、明るい方を向いてリビングに置いてあるグリーンに目を向けながら作業すると気持ちがとても楽しいのです。
たいてい対面式キッチンのメリットというと、お子さんのいる方は「子どもが見える」ということにポイントがあるわけですが、そうでなくても、対面式キッチンは使う主婦側にとっても「気分をあげる」というメリットがあります。
一見大したことがないようですが、作業中の気分が良いということは、調理が好きになる大切なポイントと言えると思います。
ペニンシュラのカウンターは高くするのがおすすめ
なお、ペニンシュラキッチンは、キッチンの前の部分を10数センチほど高くした場合は、カウンターの内側に置いてあるものはほとんど見えなくなります。
ペニンシュラキッチンでも、アイランドタイプに似せるためトップがフラットなものもありますが、カウンターの高さをちょっとだけ高くするのはすごくおすすめです。
コンロの前の壁のメリット
それと油ハネの問題については、コンロの前に壁があるということは 色々な意味で安心ができるものです。
油はねを心配しなくてもいいということの他、防火や音、匂いに関してもかなり違ってくるような気がします。
匂いと汚れを防止するキッチンの壁
私は本当は、吊戸棚のないペニンシュラが今風でよかったなと思ったのですが、後から考えると、温かい空気はどうしても上に行くので、これがあるのとないのとのでは、調理中の食品の匂いに関してもかなり違いがあるよう思います。
また匂いや油を含んだ空気が上に上がると、壁や天井の汚れは意外に多いものです。
見た目よりも、そういう機能的な面からも吊戸棚はあったほうが良かったと今では思っています。
壁などはなるべく取ってオープンにしたいのもわかるし、壁のあるなしで変わるものはないような気がしますが、キッチンの壁は意外に大事だということが、ぺにんしゅらにしてはじめてわかりました。
特にうちの場合は、リビングの一部が吹き抜けのため、匂い対策はたいへんに大切です。
それも含めて、ペニンシュラでよかったなと今では思っています。
キッチンの選び方まとめ
キッチンのレイアウトは、どのキッチンを選んでも一長一短で、それぞれのキッチンにメリットはありますが必ずデメリットも存在します。
この辺は個人の好みの問題だと思いますが、アイランドキッチンは、値段が高く、部屋が狭くなるというだけで、好き嫌いよりもちょっともったいない気がします。
ただし、もし、私に小さい子どもがいるとしたら、考えは大きく変わります。
子どもと一緒にキッチンに立ったり、子どもがお手伝いをしてくれる中で料理についての共有を深めるというのは、大切な教育、食育の一つです。
そうなるとやはり、多少汚れようが、物が目立とうが、高くてもアイランドキッチンは捨てがたいと思います。
キッチンの選び方は好みだけではなくて、やはり家族や年齢にも関わりますね。
私はもしもっと年を取ってリフォームの機会があるとしたら、今度は狭くていいし、リビングから見えてもいいので、壁付のコンパクトなキッチンにしようと思います。
きっとその年齢になったら、それがいちばん楽なキッチンになると思うのです。
それまでは今のペニンシュラキッチンで、カウンターに座る夫の前で毎日頑張っておいしいものを作りましょう。