エレックというのは、パナソニックのオーブンレンジの機種の名前のひとつですが、これは同じくパナソニックの人気のオーブンレンジビストロと何が違うのでしょうか。
エレックとビストロの比較で調べたことを記します。
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パナソニックのエレックは以前のオーブンレンジ
パナソニックのエレックというのは、私は、かなり以前に使っていたことがあります。
その頃は、オーブンレンジの価格は今よりもずっと高く、ごく普通のものを買ったつもりでしたが、10万円以上したのを覚えています。
今ならば、10万円を超える金額であれば、各社とも最上位機種が買えますね。
その頃はもちろん、ビストロはまだ発売になっておらず、一番高いものがエレックだったのですね。
なのでエレックが安くて悪い機種だというわけではありませんで、単純に言うとビストロはエレックに加えて機能が増えたということになろうかと思います。
購入後の後日談は
パナソニックのオーブンレンジNE-BS607が2度の初期不良で交換に
エレックとビストロの違い
それでは今のエレックとビストロではどう違うのか。
ビストロは最高温度が300°
違いの一つは、ビストロの方は、最高温度が300°まで出るということです。
ビストロでも下位の機種、NE-BS657以下は、最高温度は250°までです。
しかもそこに至るまでの時間が短いのもビストロの方です。簡単に言えば”火力が強い”のです。
ちなみにこの立ち上がりの火力が強いのは、電気オーブンよりもガスオーブンの方です。
ちなみに私が子供の時の実家には、ビルトインのガスオーブンがあり、それも中学生の頃に使っていたことがあります。
当時は、電気オーブンというのも含めてオーブンが一般的ではなかったので、電気との比較などは全く考えてみませんでしたが、庫内が広くて一度にたくさんの調理が可能だったことはよく覚えています。
特に電気にこだわりがないがオーブン調理をたくさんしたいという人は、ガスオーブンも候補に入れてみると良いかと思います。
ビストロは庫内が広く大きい30L
火力が強い以外にも、ビストロの良いところはと言うと、庫内の広さがあります。
大きさが多くなればなるほど温まりにくくなるわけですが、火力が強くて大きいものが一般家庭でも使えるようになったという進歩があるのもビストロです。
そもそも日本ではオーブンが一般的に使われるようになったのは近年ですので、欧米に比べるとこの辺りの工夫が遅かったと言えるかもしれません。
ビストロはコンベクションオーブン
ビストロの場合はさらにコンベクションオーブンというジャンルの製品になります。
コンベクションオーブンとは、ヒーターで発生させた熱をファンで庫内に循環させて調理する製品です。
そのために単に火力が強いというだけではなく、まんべんなく加熱することが可能、両面グリルや凍ったままの調理、そしてオーブン皿を二段使った二段調理も可能なのです。
大きすぎるレンジは邪魔
ただビストロかエレックかを迷う方には、 レックかを迷う方には二人暮らしなど少人数の家族でそんなにたくさんの料理を使わないという人が大半だと思います。
その場合にはむしろ大きすぎるオーブンは値段よりも、かさの点から避けたいですね。
私がビストロの上位機種を迷ったのもこの点です。
扉を開けた場合に前面のドアがゆうに45cm を超えますので奥行きがありさらに通路にも十分な幅があるところでなくては、熱々のオーブン皿を安全に扱うことが難しくなります。
ビストロとエレックの違いはスチーム機能
なので、この辺まで考えていたところで気持ちがエレックにかなり傾いたのですが、それをまたしてもやはりビストロに引き戻したのは、ビストロとエレックの最大の違い、スチーム機能です。
スチーム調理というのは何ができるかと言うといわゆる蒸し料理全般です。
シュウマイや蒸し餃子鮭の包み焼き。なぜかお好み焼きもメニューの中に入っています。
後は、茶碗蒸しや肉まん、鶏ハムやレトルトパックの温めなどの低温のスチームも使えます。
レンジで野菜のスチーム加熱
もっともそれらの調理は蒸し鍋や鍋にスノコを敷いたものでも十分に可能なので、 こだわらなくても一度はいいかなとは思ったのですが、決め手はオーブンでゆで野菜ができるというところでした。
例えばゆで卵や温泉卵、そして何よりも茹で野菜ができるというのに心を惹かれました。
青菜の茹でものや人参のグラッセなどもレンジでできるというのです。
これらの調理自体はでしょっちゅうやっているわけですが、野菜の蒸し物は小さな鍋だと一度にたくさんできないので案外面倒なのです。
そして、 水で茹でるよりもスチーム機能を使った方が野菜の旨みや栄養を逃さないとくれば、やはりこのスチーム機能を使ってみたくなりました。
それで、ビストロの中でも一番小さい26 L モデルのNE-BS657を買うことに決めました。
ビストロの26L NE-BS657特徴
ビストロNE-BS657の仕様と特徴です。
温度は250℃が最高
NE-BS657だと最高温度は250°までしか出ません。
フランスパンができる高温のオーブンレンジ買った方がいいかなとも思ったのですが、結局フランスパンは一度も焼いていないので、普通のパンが焼ければいいと思い直しました。
オーブンは一段
家族が二人しかいないので、2段のコンベクションオーブンは不要です。
また、パンは結局一度にたくさん焼いたからと言って美味しいわけではなく、その都度焼くのが一番ですので、2段はうちの場合は不要となります。
オートクリーン加工がある
657はビストロの上から4番目、下から2番目となりますが、「グリル皿ごとテーブルで簡単見栄えご飯」がありますが、これは、オーブン皿事出せるメニューのことですね。
それから天井の油汚れがサラサラになるオートクリーン加工、それと私には不要ですがチャイルドロック機能も付いています。
ドアを閉めた時に、不当に強く閉まらないソフトダンパーも嬉しいところです
スチーム加熱を使わないならエレックを選ぼう
ビストロかエレックかの見極めは、蒸し料理や野菜の素材を活かすスチーム加熱をするかしないかというところにあると思います。
スチーム加熱も使ってみたいという方はビストロに、そしてそれが不要だという方はエレックで十分だと思います。
価格は定価でこの二つの比較だとエレックはビストロの半分の価格で買えます。
逆に、スチームk脳への期待が勝れば、ビストロを買う意味は十分にあると思います。