ウィル・スミスさん、日本でも人気の俳優さんがアカデミー授賞式でプレゼンターを平手打ちするという一幕がありました。
理由は、プレゼンターが会場に一緒にいたスミスさんの妻の容姿を侮辱する発言をしたためでした。
思わぬハプニングの経過と理由を記します。
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ウィル・スミスが司会者をビンタ
ウィル・スミスはアメリカを代表する俳優の一人で、『メン・イン・ブラック』など日本でもおなじみです。
それが、日本時間の28日に行われたアカデミー賞受賞式の壇上で司会者を平手打ちするという一幕があり、放映が一時ストップされるという事態となりました。
ウィル・スミス 平手打ちの理由
ウィル・スミスがプレゼンターを殴ったのは、アカデミー授賞式の生放送中でした。
ウィル・スミスは『ドリームプラン』で主演男優賞にノミネートされており、妻のジェイダ・ピンケット・スミスと授賞式に参加、その時は、他の俳優と壇よりも一段下がったスペースにいて、壇上のプレゼンター、が話すのを聞いていました。
プレゼンターは、コメディアンのクリス・ロックさんでした。
スミスさんの妻の髪型に言及
そのロックさんが、話を続けている中で、ウィル・スミスの奥さんに向かって、
「G・I・ジェーンの続編を楽しみにしている」
と言ったのです。
ウィル・スミスさんと妻の映像も流れましたが、スミスさんの妻は、脱毛症を患っており、日本のいわゆる丸刈りと呼ばれるのに近い、かなり短い髪型をしています。
G・I・ジェーン とは
G・I・ジェーンは、デミムーア主演の、アメリカ映画で、アメリカ海軍特殊部隊の女性兵士を描いたものです。
主演のデミ・ムーアは兵士のため、劇中で長い髪を自らバリカンで剃り落とし、スキンヘッドになるというシーンがあります。
つまり、プレゼンターのロックさんは、スミスさんの妻が、「ジェーンのようなスキンヘッドの髪型をしている」ことをネタにしたのです。
スミスさんの妻は脱毛症だった
しかし、ジェイダさんは好きでその髪型をしているわけではなくて、脱毛症ですので、病気のためであったのですね。
そこまでは、スミスさんはそれを聞いた他の人たちと一緒に笑っていましたが、次の瞬間、スミスさんが、階段を上って壇上に上がり、ロックさんを平手打ちする場面が流れました。
ロックさんは話を続けようとしていましたが、テレビ放送中でしたので、それで一時、放送が停止されることになりました。
「妻の名前を口にするな」と激怒
米メディアによると、スミスさんは席に戻った後も放送禁止用語を使いながらロックさんに向かって「妻の名前を口にするな」と怒鳴っていたそうです。
ウィル・スミスさんが主演男優賞を受賞
式は進み、ウィル・スミスさんは映画、「ドリームプラン」の主演男優賞を受賞しました。
「ドリームプラン」は、テニス界のトップに立ったビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹の映画で、スミスさんは姉妹の父親のリチャード役でした。
受賞のスピーチでスミスさんが謝罪
当然受賞のスピーチをすることとなり、スミスさんは、涙ぐみながら、先ほどの暴力について、下のように謝りました。
「(自分が)悪口を言われても、ビジネスのなかで、自分が軽蔑されることになれなくては。ニコニコしなくてはならない。自分は、愛情のための船のような存在になりたい。みなさんに謝罪をしなければならない」-https://www.asahi.com/
また、自分の涙の理由については
「受賞したので涙を流しているのではない。キャスト全員、スタッフ全員に対して光をさすことができてうれしい」(同)
とも語りました。
このニュースが流れると、ネットのコメントでは、「暴力はいけない」と前置きして、スミスさんに同情を述べるコメントが多くみられました。
皆さんは、このハプニング、どう思われるでしょうか。