システムキッチンの4社のショールームを見学してきました。
見てきたのは、リクシル、タカラ、パナソニック、TOTO。
各メーカーの印象と、個人的にこれなら!と思ったおすすめのメーカーを記します。
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リフォームの打ち合わせ開始
中古住宅を購入、今週中に決済と引き渡しです。
不動産店の最初の説明では「リフォームなしでも住める」とのことでしたが、夫が、いろいろ手を入れたいということと、エクステリアを含めて、リフォームをすることとなりました。
■家購入の次第については、不動産購入の観点から別なブログに詳しく書いておりますのでご覧ください。
記事一覧はこちらから読めます。
それで、今週末に、一括査定で紹介された地元工務店のまず人地に、リフォームの見積もりを依頼するためにでかけていきました。
その時の次第は、前の記事に書いていますので、御覧くださいね。
購入した家のシステムキッチンのリフォーム
購入した中古住宅は築26年の古家。
とはいえ、設備は結構考えてつけたらしく、既にシステムキッチンもついており、そこに、食器洗い乾燥機がついていました。
もともと、私は卓上型の食洗機を買うことを購入していましたので、それを交換できないかということを、担当者に聞きましたところ、食洗機だけの交換も可能だという返答が返ってきました。
そして、私があらかじめ調べておいたのですが、食洗機の交換と入っても新調と同じなので、システムキッチンごと交換するほうが、もしかしたら長い目で見たら安上がりかもしれないと思い、システムキッチンについても聞いたら、担当者は
メーカーによって見ただけでも全然違います
というのですね。
そして、
一括パックなどを利用してリフォームをした場合は、一緒に店頭に行って、そこでキッチンを選ぶことになります
ともいわれました。また、「実際見に行くといいですよ」と言われて、各ショールームを教えてもらったので、あらかじめシステムキッチンを見学しようということになったのです。
今回見に行ったのは、リクシル、タカラ、パナソニック、TOTOの、システムキッチンの腫瘍メーカー4社です。
というのは、このリフォーム店で扱っているのが、この4社のメーカーのものだからですね。
これらのショールームの展示品を、2日間かけて、2社ずつめぐりました。
その時の印象を書いていきたいと思います。
タカラのシステムキッチン
もっとも最所に訪れたのが、タカラのシステムキッチンのショールーム。
というのは、購入した物件の既存のシステムキッチンが、このタカラのものだったからです。
タカラのシステムキッチンの大きな特徴
タカラの他のメーカーと違う大きな特徴は、ホーロー製だということです。
キッチンのワークトップは違いますが、シンク下の引き出しや収納の部分の、外装部分と内部が全部ホーローでできています。
ホーローの鍋とかバットがありますが、あれが、そのまま引き出しになった感じです。
木は使っていないので耐久性が高く、色は白など綺麗なままであり、サビの心配もありませんので、調味料をこぼしても拭き取るだけできれいになります。
また、扉とガス台回りのパネルなども、すべてホーローですので、特にガス台回りは掃除が大変楽だと思われますね。
マグネットパーツが豊富に使える
さらに、一部のホーローの壁には、裏側に鉄板を入れて、磁石が使えますので、マグネットで収納パーツが好きな場所につけたりはずしたりができます。
種類がとても多いので、カスタマイズ性に富んでいます。
ホーロー性というのは、他のメーカーにはなくタカラが一番の工夫がされているところですので、ホーローが好きな方、清潔に保ちたい方には、タカラのメーカーがおすすめです。
ただし、逆に、キッチンの側面部分もすべてホーローとなりますので、木材の鏡面仕上げとは、見た目も少し違います。
若干、シャープさに欠けた印象もあり、色も木目はありますが、どちらかというとパステルカラーが主流のようです。
リクシルのシステムキッチン
リクシルのシステムキッチンのショールムは今回2番めに見たところです。
リクシルのシステムキッチンの特徴は価格
リクシルのシステムキッチンの特徴は、価格が安いところだと思います。
もちろん、システムキッチンの価格はどのメーカーも幅がありリクシルも高いものは500万円を越えますが、安いキッチンもえらべるということです。
リクシルは4社の中でも特に賃貸住宅にも多く採用されているとのことなので、単に安いキッチンを作るというだけではなく、賃貸住宅運営で収益を最大限に上げるため価格をできるだけ抑えるという工夫がされていると思います。
LIXILの会社 自体は、 旧INAX他の比較的小さな会社が集まってできた 合弁会社なので、良い意味でも宝のようにホーローで作らなくてはならないと言ったようなとこだわりがありません。
そのため、低価格ではあってもユーザー目線でフレキシブルに改良が加えられていると思われます。
リクシルのシステムキッチンは10万円台から
価格は、システムキッチンでも、上部収納のウォールユニットと換気扇付きで、驚きの10万円台からあるんですね。
高級なキッチンではなくても、リクシルはシステムキッチンの主要メーカーであり、基本的なデザイン性や 機能性は十分満たされているため、うちのようにシニア世代であったり、低価格でシステムキッチンを手に入れたいという方には十分におすすめです。
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パナソニックのシステムキッチン
日を改めて次の日に訪れのがパナソニックのショールームです。
パナソニックは言わずと知れた電機メーカーであり、そこで作っているキッチンですので、電気系統には大きな工夫が凝らされているのが一目で分かります。
これは他のメーカーにはない特徴です。たとえば、ワークトップと一体になって調理をしながら食事が楽しめる「いろりキッチン」などは、パナソニック独自のもので、冬は毎食電磁調理器の我が家では、ガスコンロとは別に常備したい設備です。
オール電化ならパナソニックのシステムキッチン
うちは今回はオール電化にはしない予定ですが、オール電化への対応がしやすいのも Panasonic といえます。
システムキッチンそのもののデザイン性や、その他の機能はどうかというと、電機メーカーと言っても心配する必要は全く無く、他のメーカーを越える技術力があると思います。
パナソニックのカタログの厚みにびっくり
パナソニックでカタログを貰ってきたのですが、とにかくカタログの厚みが全く違うことに驚きました。
全部に目は通していませんが、収録されているアイテムやデザインが写真を含めてひじょうに多い、デザイン性は4社のうちでも、あるいはトップに入れてもいいかもしれません。
パナソニックは、キッチンだけではなく、パナソニックホームの住宅部門もあるだけに、トータルなコーディネートが視野に入った上でのシステムキッチンです。
なのでデザイン性に優れていることは言うまでもありません。
もちろん電気設備に重きを置いてそちらを充実させたいという人には、第一におすすめのシステムキッチンです。
TOTO のシステムキッチン
TOTO、トトのショールームは初日に見と思っていたのですが、時間切れで5時に閉店してしまったので、次の日の最後に訪れました。
見積もりを依頼したリフォーム会社でも言われたのですが、リフォームの一括パックの中にトイレも含まれている4点セットがありますが、
トイレに関しては、 LIXIL かTOTO がいいですよ
と言われました。
その通り、TOTOは水回り専門のメーカーで、逆にトイレと洗面所は第一におすすめのところですが、印象で言うとお風呂はこれまでのメーカーの方がいいかなという感じがあります。
第一の理由は、うちは、お風呂の暖房が必須なので、TOTOの場合は、それがついていないものもあったからですね。
やはりそういう電気器具は、パナソニックがダントツに強い、そして、同時に自社製品なので安いわけです。
やはり使う人によっても、メーカーは一長一短ありますね。
システムキッチンについて言えば、キッチン本体の色が最もカラフルで目を引いたのはTOTOのキッチンでした。表面の塗装の部分ですね。
機種によっては引き出しなどに区分けが細かいと感じるものもありましたが、トータルのデザイン性にも優れているという印象を持ちました。
しかし、価格については、TOTOはやや高いかなという印象を持ちましたが、これは逆にデザインが優れているものの方にばかり目がいってしまったためかもしれません。
TOTOの水栓とクリスタルカウンター
TOTOのもうひとつの長所は、やはり水栓です。
これも他のメーカーにはないもの、シャワー状に水が出せるものなど、種類が豊富にあって、さすがという感じです。
それと、ワークトップ天板はシンクをも含めてクリスタルカウンターという独自のものがあって、樹脂製のようなのだけれども、傷がつかず、汚れにも強いというものがありました。
人造大理石よりも、高級感があり、スモーキーな白い色です。展示品には、マジックと金属タワシが備えられており、見学者が体験できるようになっていました。
また、継ぎ目との間に隙間が全くなし。それでいながら、トップの天板とシンクの色の切り替えも可能になっています。
これについては、説明が難しいので、実際は展示品を御覧いただきたいです。
しかもTOTOには、安価なシリーズもありますので、100万超えでなくても引き出し式で、これでも十分すてきですね。
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システムキッチンの見学を終えて
4社を見学した後で、個人的な好みを言えば、システムキッチンは パナソニックとTOTOが最も好みのものでした。
高級感があるのは”まるで家具”のパナソニックですね。TOTOはカラフルでカジュアルな感じの外国製のキッチンのようですが、しかし、安っぽい感じは一切しません。
各目メーカーのシステムキッチンの価格の比較についてはまた改めて書きたいと思います。
なお、ショールームの見学は自由に行えました。カタログも同時に貰って来れますので、皆さんも是非お近くの展示場に足を運んで、ぜひ実際にご覧になってみてくださいね。