耳の裏に粉瘤ができて、ある時から急に腫れて痛くなってしまいました。
耳鼻科か何かか迷いましたが、皮膚科に行って手術することになりました。
粉瘤発見から手術後の抜歯まで、その後の経過をお知らせします。
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耳の裏にできたのは粉瘤?
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耳の裏にある時からできものができているのに気がついたのは、1か月ほど前です。
その前、たまたま、めまいと軽い耳鳴り様の症状があったので、耳鼻科に通っているときでした。
耳の後ろに、触ると痛いものがあるなあ、とは思ったのですが、ニキビか何かだろうと思って、それについては医師に伝えなかったんですね。
そして、その一週間後に、そのニキビが、ちょっと痛くなってきたなと思って、ネットで調べたら粉瘤というものがあるということが初めてわかりました。
粉瘤とは
粉瘤とニキビの違いはというと、ニキビは皮の下に脂があることがわかりますが、粉瘤というのは、皮膚がへこんだところに油のようなものがたまることらしいです。
正確に言うと、皮膚の外側にたまった汚れということになりそうです。
説明では
皮膚下に袋状構造物が生成され、その袋の中に本来は皮膚から剥がれ落ちるべきあかや皮脂がたまってしまうことでできた腫瘍の総称―https://doctorsfile.jp/medication/341/
普通、上のような状態では痛みはないようです。
痛みがあれば炎症性粉瘤
ただし、「痛みがある」という場合には、炎症性粉瘤と言って膿がたまってしまい、大きく腫れてますます痛くなるということになるので、切開が必要となります。
放置してそのまま治るということはまずないということです。
ですので、ニキビやおできとは違うものです。
粉瘤は病院の何科にかかるの?
粉瘤ができた場合は、外科でも耳鼻科でも皮膚科でも、基本的にはどこでもよいそうです。
ただ、きれいに切ってくれるというのは、なんとなく、皮膚科かなあ、という気がしたのと、それから皮膚科は前にもかかったことのあるかかりつけ医がいるので、そちらに行ってみることにしました。
粉瘤の手術の様子
診察を受けると、その日のうちに粉瘤の手術を行ってくれることになりました。
手術は診察室で、そのままベッドに横向きに寝て、先生が背中側に立ちました。
まず、耳だけを出して、シートのようなものがかぶせられました。
その後、「痛いですよ」と言われて、麻酔の注射が打たれて、切開となりました。
もちろん、麻酔の注射が効いているので、痛みはありません。
私の場合は、上に言ったように炎症性粉瘤だったので、血膿がだいぶ出たようですが、これも自分ではわからないです。
切開後に糸での縫合
そのあとは、先生が糸で縫って手術はおしまいです。
全部行うのに、時間は15分か20分くらいだったと思います。
ちなみに、女性の医師で、とても丁寧にやってくださったような感じがします。
気分的にはちょっとどきどきしますが、要は横を向いているだけで終了するので、心配することはありません。
粉瘤の手術の料金は1万円弱
驚いたのは、そのあと診察室を出て支払いの時のようです。
その際の診療費は9千円台でした。
手術は無事に済み、先生もよく説明してくれたので心配はありませんでしたが、やはり手術なので、それなりに医療費がかかりましたね。
その他にも、抗生物質の薬が3日分出て、1週間後に抜糸に来るように言われました。
ちなみに、抜歯のときの診察料を先に言うと、そちらは、440円でした。
手術後1週間後に抜糸
抜歯は、ピンセットで糸をつまんで、切ったり引き抜いたりするもので、ちょっと痛い感じはありますが、それほどではありません。
切った部分の病理検査も行われており、先生の説明では、「かなり時間がたった粉瘤で、膿んでいる状態だった」と聞かされました。
抗生物質はきちんと飲みましたが、1週間を過ぎても、耳たぶがちょっと腫れて厚ぼったく、耳の周りに痛みが感じられる程度に腫れがありました。
さらにそれから時間が過ぎると全く気にならなくなりました。
今は、指で触ると、かすかな痛みはあるので、ああやはり縫ったんだなという感じる程度です。
粉瘤の予防は?
粉瘤を自分で予防するということは基本的にはできないそうですが、大きくなると腫れて痛くなりますし、手術もそれだけ手間がかかることになるので、できるだけ、小さいうちに病院に行った方がいいですね。
はじめてだと、おできか、ニキビか区別がつきませんので、分からないのも仕方ありませんが、気がついたらできるだけ早く病院に行った方がいいです。
粉瘤は、場合によっては再発しやすいとも聞いていますので、耳の裏にいつの間にか突起ができたと思ったら、粉瘤を疑ってみましょう。
できるだけ、痛みが出る前に見つかるといいですね。