連れ子との養子縁組の必要「育ての母が他人だなんて」 - 料理と暮らし

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連れ子との養子縁組の必要「育ての母が他人だなんて」

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こんにちは。なな子です。

11月20日の朝日新聞の「声」欄に、気の毒な投書が載っていました。育ての母が死んだ後に、相続ができなかったという例です。


「育ての母が他人だなんて」

62年間、母と娘として過ごしてきたのに、亡くなった途端、「娘ではなく他人」と言われ、驚いています。
私が5歳の時、父が再婚した相手が「母」です。母には子どもができず、2人の兄と私を大切に育ててくれました。5人家族として幸せな日々を過ごしました。
20年近く前に父が亡くなった時、私たち兄妹は相続放棄しました。母に安心して老後をすごしてほしかったからです。
ところが先月、母が亡くなり、行政書士さんに手続きをお願いしたところ、「(母と私たちは)養子縁組をしていないので他人になります」と言われました。
母が父から受け継いだ財産は、母の甥たちのものになるそうです。
こんなことがあっていいのでしょうか。法律の勉強不足だったと思うしかないのでしょうか。同じ境遇の方が同じ思いをせずに済むようにと願い、投稿しました。

投稿者は67歳の女性の方。胸が痛みますが、素晴らしいご家族だったのだなとも思えるような内容ですね。

ステップファミリーのお母さん、この方のお母さんに当たる方になりますが、旦那さんが亡くなると、自分とその子どもたちとで、相続財産を分けるようになります。

相続が生じた場合は、血のつながりのある親子であっても、両親の一方が亡くなった際には、相続分を受け取ることも当然あります。

上の方の場合、実のお父さんの財産を分けるということをせずに、全部お母さんに差し上げたというのですから、血のつながった親子以上に、仲が良い「ほんとうの親子」であったのでしょう。

しかし、お母さんが亡くなって手続きしようとしたら、養子縁組をしていなかったので、お兄さんと投稿者は相続人となれませんでした。

お母さんの遺産は、投稿者の実の親であるお父さんから譲り受けたものも含めて、お母さんの血縁の甥ごさんに渡ることになってしまったということです。

養子縁組は婚姻届けと同様に必要

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夫婦であれば入籍をしているからこそ夫婦なのであって、同じ屋根の下に男女がいつまで住んでいたとしても、それは夫婦ではありませんで、単なる内縁です。

同じように親と子という立場の人が一緒に暮らしていても、夫婦間の入籍に当たる「養子縁組」をしなければ、法律上の親子にはなりません。配偶者の子どもというだけのつながりです。

それでもっとも不都合が生じるのは、やはり相続の時でしょう。

法定相続分の相続での不都合

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例えば、うちであれば、夫が亡くなったとしたら、夫の遺産は、法定相続分で、私が1/2、息子が1/2となります。

土地家屋が夫の名義だったとしたら、私と子どもがそれも半分ずつ相続し、私がその家に住みたい場合は、家を売って子どもと分けるか、あるいはその分の金額(代償金)を子どもに渡さなければなりません。

もちろん息子も私も欲深いわけではないのですが、相続税等が生じる場合は、双方ともが好むと好まざるに関わらず、財産整理を行わなくてはならなくなります。

家については、私が金銭的な負担なくそこに住めるという場合は、土地家屋は私に相続させるという遺言書を夫に書いてもらわなければなりません。

養子縁組をしなければ子どもは相続人にはならない

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さらに、夫の家をもらったとし、私が亡くなったそのあとでは、家は、私と子どもに血縁関係がなければ、子どもがそこで育った家であっても、それはやはり自動的に私の血縁者が相続人となってしまいます。

私が子どもに家を渡したい場合は、遺言書を書いて子どもに相続させると指定するということが必要です。

他人なら相続ではなく贈与税がかかる

ただし、養子縁組を行っていないと、法律上は他人なので、その場合は「相続」とはいわず、「贈与」ということになり、贈与税がかかるのです。

たとえば1000万円の贈与なら231万円が税金として引かれます。

もし、子どもとの間で養子縁組をしてあれば、相続となり、3,600万円以下は非課税となります。

財産の共有の必要性

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そして、遺言書を書かなくても子どもが相続人になりますので、仮に夫が私に家を譲ったとしても、私の死後はそれは自動的に子どものものとすることができるのです。

つまり、私のものが必ず子どもにいくということであれば、夫と私は心配なく、財産を共有することができます。

私には他に係累も居ないので、養子縁組後は自動的に、夫から受け継いだものも含め、すべてが息子に渡ります。

そのために、私が夫の相続人であるという以上に、子どもが私の相続人であるということがだいじなわけなのです。

ステップファミリーでの相続については、折にふれてまた書き継いでいきたいと思います。

そうして皆で楽しく暮らしましょうね。

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