水戸城につながる「水戸学の道」を散策してきました。
歴史情緒いっぱいのエリアで、他にも観光客もいましたが、静かでゆっくり歩くことができるおすすめの散策ルートです。
スポンサーリンク
水戸城跡に行く『水戸学の道』を散策
水戸城跡とその周辺の「水戸学の道」を散策してきました。
どのようなルートで、何が見られるかをお知らせしますね。
まず県の三の丸庁舎の前にある駐車場に車を停めます。
水戸城跡 駐車場の場所
地図の左上、118号線から入るとそこが駐車場。
駐車場の名称は 三の丸庁舎駐車場です。
広い平地のすぐ近くに停められます。
他にも、「三の丸パーキング」というところが最寄りの駐車場になりますので、こちらが混んでいるときはご利用ください。
水戸市の三の丸庁舎 昭和レトロな映画のロケ地
三の丸庁舎は、昭和5年(1930年)に建設された、近世ゴシック様式の茨城県旧本庁舎。
茶色いスクラッチタイルが貼られた重厚な外観は、レトロで昭和感満載ですね。
これまで、映画「NANA2」、「あしたのジョー」、日テレ「最後の弁護人」、テレ朝日「富豪刑事」などのロケ地となりました。
上記の駐車場はこの敷地内、上の建物に隣接しています。
三の丸空堀 水戸城を守った堀
庁舎の周りには水戸城の古い堀の跡が見られます。
「三の丸空堀」、つまり、元々水はないのですが”堀”としてくぼみができています。
そのあとは、その三の丸庁舎の脇を通って、かつての水戸藩の学校、弘道館方面へ。
このルートが「水戸学の道」です。
水戸斉昭の鹿島神社
最初に鹿島神社の歌碑「要石」を見ました。
行末毛 富美奈太賀幣曽 蜻島 大和乃道存 要那里家流(行く末も 踏みなたかへそ あきつ島 大和の道そ 要なりける)
この石の面に刻まれているのは、第14代将軍水戸斉昭の和歌です。
意味は「日本古来の道徳は永久に変わらないものであるから、日本人である者はこの道を踏みちがえることがあってはならない」というものです。
水戸市の弘道館梅林の道
鹿島神社内では、他に八卦堂や、孔子廟などを一通り見て、弘道館梅林と弘道館の間を通って、大手橋の方へ進みます。
梅と桜の季節は、花に取り巻かれた小道です。
水戸城大手門
高台に向かって進むと水戸城大手門に着きます。
こちらは31年9月に復元されて完成しました。
人の背の高さと比べてみると、すごく大きな門であることがわかります。
見ごたえがありますので、一度は行ってみることをお勧めします。
大手橋から大手門を見たところ。
この手前が水戸学の道です。
水戸学の道
水戸学の道を歩いてみましょう。
こちらはなんと、付属小学校と幼稚園の門。そして、さらに水戸第二中学校の門です。
中学校の中を覗いてみると、
お城みたいな校舎! すごーい。
二の丸展示館で休憩
この隣には二の丸展示館があって、お城の瓦や古地図などを見ながら、休憩することができますよ。
ぜひお立ち寄りくださいね。
そして、この写真の人が歩いている通りがここ。「水戸城跡通り」といいます。
水戸城跡通り 白壁のめぐらされた散策コース
こちらがその「水戸学の道」を道なりにみたところ。
先ほどの小学校と中学校の塀が全部昔ながらの白壁なのです。
素晴らしい通学路ですね!
ここから、杉山門と薬医門方面へ向かいます。
見晴らし台から見る那珂川
途中には、那珂川から水戸の北東と西側を見渡せる見晴らし台がありますよ。
展示館の方が教えてくれました。
さらに道をたどっていくと、途中に杉山門と
水郡線の橋を渡って水戸第一高校の敷地内にある薬医門が見られます。
これらはすべて水戸城のお城の門だったものです。
杉山門は復元されたものですが、薬医門は当時のままの姿です。
復元された水戸城の大手門、「水戸光圀生誕の地」の碑については、別な記事にご案内します。
いずれも、駅から徒歩で来られる圏内ですので、お暇を見て、ぜひお立ち寄りくださいね。