おかもとまりさんが誹謗中傷の相手と対面 行き過ぎたファン心理の背景

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おかもとまりさんが誹謗中傷の相手と対面 行き過ぎたファン心理の背景

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おかもとまりさんが、SNSで匿名の誹謗中傷をした相手と対面をしたというニュースが伝わっています。

今朝のグッドモーニングでおかもとまりさんがインタビューに登場、誹謗中傷の内容と、対面時の印象、相手の言葉などについて話しましたが、そこから推察できる、行き過ぎたファン心理について考えます。

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おかもとまりさんがSNSの誹謗中傷を受けていた

おかもとまりさんがSNSで誹謗中傷を受けていたことが明らかになりました。

※注記
おかもとまりさんの離婚に関する記事は、ご要望があったため削除いたしました。

こちらはおかもとさんの最新の話題となります。

SNSが、タレントのプロモーションに使われることは、最近はお馴染みとなっており、同時に様々な問題が報告されています。

最近もっとも衝撃的だったのが、プロレスラーの木村花さんの自殺です。

他にも、堀ちえみさんが、闘病で懸命な姿を見せているところに、「死ね」と書き込まれた話も伝わっています。

そして、今朝のグッドモーニングで、おかもとさんがインタビューを受けていましたが、やはりショッキングな内容でした。

おかもとさん、絵本クリエーターに

おかもとさんは、現在は、5歳の男子のお子さんと、離婚後2人でシングルマザーとして暮らしておられます。

以前は物まねタレントとして活躍、現在はアニメクリエーターとして、絵本の活動をされています。

ところが、その新しい職業にも関わるような、下のような心無い発言が

おかもとさんが子供に『生まれてこなければよかったのに』と言った

もちろん、誹謗中傷を行った加害者A子さんは、おかもとさんと知り合いでもなんでもないので、おかもとさんがそう言ったかどうか知るはずもありません。

まったく虚偽の内容で、なぜそのように思いついたのか、ちょっと不思議なのですが、その先を聞くと

子供に『生まれてこなければよかった』という人に絵本なんか書けるはずがない

つまり、おかもとさんがそのような人なので、「その人の作る子ども向きの絵本なんか」という結びで、要するに、今、岡本さんが物まねタレントから転身して頑張っている、新しい仕事の内容をけなしているわけなのです。

そして、このような書き込みが一日に何度も行われたというのです。

 

おかもとさんに中傷を行った女性とは

この中傷を行った女性、仮にA子さんとすると、A子さんはいったいどのような人なのか。

弁護士を通じてこの相手と対面をしたおかもとさんによると、年は同じくらいの普通の女性で、結婚もされているそうです。

さらに、その対話の際には、A子さんの夫も同席したそうです。

旦那さんも一緒に来てくれるような方なので、夫婦仲に問題があるとも思われません。

おかもとまりさんに誹謗中傷を行った理由

加害者の女性は、おかもとさんに中傷の書き込みを行った理由については、下のように語ったそうです。

私生活でストレスがたまっていたこと。

おかもとさんと自分の生活を比べて嫉妬を感じた。

おかもとさんはこれに対して

「自分自身へのゆとりや自信のなさ、相手と比べてしまうと言ったことが要因になると感じた」

との印象を話しています。

誹謗中傷の相手は示談金を支払ったが

おかもとさんは、相手から謝罪と示談金を受け取って、警察は入れずに、この件は結末がついたということでした。

もし、警察沙汰になっていれば、回りにも知れたり、名前も伝わったりしたかもしれませんで、おかもとさん側はいわば、相手を思った措置を取ったということなのです。

「強くくちびるをかむ仕草」をおかもとさんが目撃

しかし、おかもとさんによると、

「示談金の支払いと、二度誹謗中傷をしないという覚書を求めたところ、相手は強くくちびるをかむ仕草を見せていた」

というのです。要は納得していないというような印象にとれたそうです。

おかもとさんは、最後に SNS誹謗中傷をする人にとっても、される側にとっても、

大切な人、子どもや両親がいる。誰かにとって大切な人の命を奪うことになるんだよ、ということを伝えたい

ということを切に訴えていました。




タレントへの加害の背景にあるファン心理

タレントや有名人への加害というのは、以前から報告されています。

古くは、美空ひばりさんがステージ上でコンサートの途中に、ファンから顔に塩酸をかけられたという事件がありました。

この人は元々美空ひばりさんの熱心なファンだったのですが、ふとしたことから、美空さんへの憎しみがつのり犯行に走ったと報道されました。

ただ、以前なら、タレントと実際に接触する機会というのは、きわめて限られていました。

現代は、SNSというところがあって、スマホを開けば日常的にそこが接触の場となってしまい、このような行為にまかれやすい人にとってはそれが機会となってしまいます

おかもとまりと自分は同じという同一視

なぜ、このようなことが起こるのかというと、誹謗も悪口もタレントさんにとってはほぼ当たり前の日常茶飯事ではあるわけですが、こういう犯罪に起こる人というのは、対象であるタレントと自分との同一視が起こっているのが特徴です。

そもそも、タレント業をしている人と、一般の人とでは、職業や知名度など、いろいろな意味で比較対象とはなりません。

それを、まるで兄弟姉妹のように考えて、「お姉ちゃんの方が立派でおもしろくない」というような感情を、他人であるおかもとさんに当てはめて考えられるというのが、このような人の心に起こっていることです。

相手と自分が同じ位置にあると思い込んでいるのです。

芸能人のファンの心理とは

今回の加害者という特定の相手を指すわけではありませんが、このような場合、加害者には、そのような対象への同一視がたいへん強く見られます。

逆に言うと、タレントと一緒に鳴いたり笑ったり、相手を一所懸命に応援しようというのは、普通のファンにおいても同じことで、誰の心理にもタレントとの一体化が起こっているからできることです。

そのような審理があるからこそ、”熱心なファン”と呼ばれる人が生まれ、それらの心理によって芸能ビジネスが成り立っているともいえるのです。

おかもとまりさんと加害者のいう「大変な状況」

特におかもとさんの場合、離婚をしてシングルマザーであるので、その点で、大変な時を過ごされていることは推察できますね。

今回の相手は、弁護士たちを含めて、待ち合わせをしたホテルのラウンジで、おかもとさんを見つけると小走りに走り寄ってきて、「ほんとうに今回はこんなことをして申し訳ございませんでした」といったあと、次のように言ったといいます。

あのときは、すごく大変な状況で

これはA子さんの生活に起こった出来事なのでしょうか。

おそらくA子さん自身は気が付いていなくても、「すごく大変な状況」におかもとさんの離婚の時の話を含めているように思います。

おかもとさんは一時芸能界引退とも言われていました。離婚時のトラブルで、入院したと伝わったりもしていましたね。

しかし、そのあとお子さんと2人の暮らしで何とか頑張って、またお仕事を再開、今度のお仕事が絵本クリエーターという出発となったのです。

A子さんの言う「すごく大変な状況」は自分の「たいへん」だったのかもしれませんが、そのような語彙を使うということは、やはりおかもとさんの生活の断片として漏れ聞いたものを自分と重ねているように思われます。

そもそも、謝罪をしようという人が、まず自分の状況を述べる立場にはありません。

それを全く違和感なく「すごく大変な状況」と言えるということは、その「状況」が、おかもとさんと自分との間で「ああ”あの時”ね」と共有できていると思い込んでいるから言えることなのです。

そして、A子さんの内的な事実、いわゆる思い込みですが、それだと、「一緒に大変」だったはずのおかもとさんが、そのように新しい道を歩もうとしている。

しかし、自分には、新しい何かが起きているわけではない。「大変な状況」のままである。

自分と同じ相手の成功を祝福できる気持ちには到底なれないという嫉妬が生まれる背景はそのような心境でしょう。

これが同じ職場で、同僚が先に昇進したとかなら、相手に嫉妬をするという感情もわかるのですが、全くかけ離れた相手にそういう感情を持つということは、ある意味異常とも言えます。

「私と同じはず」というおかもとさんの位置がA子さんにとって、疑いもしないまったく普通のこととなってしまっているのだと思います。

SNSの情報発信の継続性の影響

この種のいわゆる行き過ぎたファン心理というのは、関係者ならよく知っていることなのですが、SNSという接触があるという点が今風です。

そこで、タレントが私生活に関わるような情報を発信すればするほど、相手を身近に感じると同時に、このような問題が起きやすくなります。

それはテレビの中のことなんだよ、仕事でそうしているんだよ、といっても理解ができない心境になってしまうのは、これが一時的ではなくて、継続的に行われて、内的な事実の形成に”時間”が加味されているからです。

おかもとさんが離婚をされたのは、だいぶ前ですので、関わっている年月の長さも相当です。

数年がかりでそうなってしまっていることは、容易に訂正が効きにくくなっています。

自分が情報をあわせて時間をかけてまとめ上げたタレントの像が破壊されるということは、このような人にとっては何より苦痛なのです。

もっとも本人は、自分がそれを主体的に行ったという意識は低いでしょう。

なので、おかもとさんが覚書の提出や「二度と誹謗中傷をしない」と言われたことにも抵抗を覚えた可能性があります。

これがもしカウンセリングでもあれば、まず「おかもとさんは自分とは違う、別な人なのだ」ということを時間をかけて修正していく必要があるでしょう。

また、スマホの中だけではなく、外部にあるものにも目を向けていくような導きも必要です。

メディアとわたしたち

今回の件で被害者は確かにおかもとさんであるわけなのですが、実はメディアに取り込まれやすいのは誰にとっても同じです。

単に「誹謗中傷をしない」ということだけではなく、SNS時代の情報への新しい対処の仕方を、発信する方ばかりではなく受け手の側も注意する必要があると思われます。

最後にシングルマザーで頑張っておられるおかもとまりさんには、今回の件で縮んでしまわずに、新しいクリエーターのお仕事を頑張っていただきたいですね、応援しています。




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