オウム死刑執行 麻原彰晃他7名の最後の様子と言葉・遺言

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オウム死刑執行 麻原彰晃他7名の最後の様子と言葉・遺言

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オウム真理教の麻原彰晃こと松本智津夫元死刑囚の死刑執行前の様子、最後の言葉をお知らせします。

死刑直前の様子が伝わっているのは他に、新実智光、土谷正実、中川智正、井上嘉浩、遠藤誠一元死刑囚たちです。

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麻原彰晃こと松本智津夫他7名の死刑執行

地下鉄サリン事件など計13事件で27人を死なせる事件を起こした、オウム真理教元代表麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚、他7名の死刑が、6日に執行されました。

松本元死刑囚の死刑は東京拘置所で執行されました。

2006年に死刑が確定してから、12年後の執行です。死刑には、遅すぎたと、死刑時期を問う声や、従来の反対論の他、カルト事件の心理的な解明のためにも、麻原以外は生かして役立ててほしかったなどの死刑に反対する意見があります。

また、死刑を決めた上川法務相は、死刑の報復の可能性の観点から、他の家族を含めて、今後一生涯警備が必要ともされています。

麻原彰晃の他に死刑が執行されたのは早川紀代秀(68)福岡拘置所、井上嘉浩(48)、新実智光(54)ともに大阪拘置所、土谷正実(53)東京拘置所、中川智正(55)広島拘置所、遠藤誠一(58)東京拘置所=の6名です。

麻原彰晃の最後の様子と言葉

7月6日、麻原元死刑囚は朝食を残さず食べて、その後刑務官が房より「教誨室」へ連れ出したと言います。

「今日、お別れの日がきました。教誨、どうしますか」と問われても無反応で、遺書を書くかと聞かれたが、それにも返答はしませんでした。

「麻原元死刑囚は、普段は一日中、独居房の壁にもたれかかり、うつろな顔でボーっとしているだけ。しかし、3度の食事は食べます。この日、教誨室で死刑執行を知った時は、本当か?という感じで、キョトンとして信じられないという表情だったそうです」(法務省関係者)

 

遺体の引取りについて

遺体や遺品の引き取りについて尋ねられても、応えず、刑務官が妻や長女ら、家族を具体的にあげて聞いたといいます。

すると「四女」と答えたため、刑務官は「四女でいいのか?」「四女なんだな?」と何度か確認するとうなずいたといいます。

暴れる死刑囚も居るため、刑務官が両脇を抱えて、刑場に連れていき、拘置所の所長が指揮書を読み上げて、死刑執行を告げました。

その際の様子

「麻原元死刑囚は、暴れたり、声を発することはなかった。だが、前室で目隠しをされ、両足を固定されたときには死刑が現実のものとわかったのか、顔がやや紅潮してみえたそうです」(前出・法務省関係者)

中川死刑囚の最後の様子と言葉

中川死刑囚は、拘置所内で俳句を詠んでおり、交流があった俳人の江里(えざと)昭彦さんが執行に立ち合い。以下は江里さんが語ったものです。

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執行があった6日朝、中川元死刑囚は両腕をつかまえようとする刑務官を「自分で歩いていく」と制し、抵抗せずに刑場へ向かった。控室では「実家の宗派と異なるので」と仏教の教戒を断り、用意された果物と菓子には手をつけず、お茶を2杯飲んで、こう語ったという。

 「支援者や弁護士の方々に感謝いたします」
「自分のことについては誰も恨まず、自分のした結果だと考えている」
「被害者の方々に、心よりおわび申し上げます」

井上嘉浩元死刑囚の様子と言葉

地下鉄サリン事件などに関わった井上嘉浩元死刑囚(48)の支援者によると、井上元死刑囚は執行前、刑務官から「両親に何か伝えることはないか」と問われ、次のように語ったといいます。

「お父さん、お母さん。ありがとうございました。心配しないで」「こんなことになるとは思っていなかった」

そして、抵抗することはなく、最後にはさらにこう述べたといいます。

「まずは、よし」

土谷正実死刑囚の様子と言葉

サリンを製造した土谷正実死刑囚は、死刑囚の中で一人だけ再審請求はしなかったものの、執行が近づくと感じると不安定になり、保護房に入れられることも多くあったと言います。

移送後にも暴れたために保護房にいれられ、執行を告げられた時は、そこから刑場に移動しました。

土谷死刑囚の両親は息子をオウムから取り戻そうと、様々な努力をしたようです。

獄中で彼は「麻原を信じて失敗した」と元信者に漏らしたが、一方で最後まで修行を続けていたとも言われます。

遠藤誠一元死刑囚は引き渡し先に後継団体「アレフ」を指定

遠藤誠一元死刑囚はサリン事件の実行の他、生物兵器を作っていました。麻原の4女松本聡香と許婚であったそうです。

遺体の引き渡し先に、後継団体「アレフ」を指定して散骨を希望。アレフに引き取られた後、オウムの宗教服クルタを着せられて火葬されたようです。

当局は「聖人化」を警戒しています。




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