渡部健さんデートDVの正否 パートナーとの関係で無理や我慢はない - 料理と暮らし




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渡部健さんデートDVの正否 パートナーとの関係で無理や我慢はない

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渡部健さんの不倫問題で、渡部さんの行った行為がデートDVではないかという主張をされたコラムを読みました。

渡部健さんの件では、告発を行った相手女性の方が非難を受けるという結果になっていますが、コラムの執筆者である勝部元気氏は、「人権意識が低すぎる」とそれを批判しています。

渡部さんの件を元に、デートDVについて考えます。

渡部健さんの不倫が明るみに

アンジャッシュ渡部健さんの不倫問題が突然明らかになり、芸能界はもちろん、ファンや渡部さんを知る人を驚かせることとなりました。

しかし、その行為のどこか奇妙な部分に、「一種の依存症ではないか」という意見も聞かれました。

内容については、下の記事をご覧ください。

アンジャッシュ渡部健さんは依存症なのか 多目的トイレで不倫の奇妙

渡部健さんの”不倫”はデートDVか

さらに、その後、渡部健さんの行為は、デートDVに当たるという主張のコラムを、勝部元気氏が書かれました。

ところが、コメント欄には、「賛同できない、相手の女性が悪い」とする意見がほとんどでした。

私は最初このコラムを読み、コメント欄も読んでそのまま素通りしてしまいましたが、少し経って考え直しました。

私自身の意見を言うと、デートDVだと思います。

そもそもデートDVというのが、定義が曖昧なのですが、DVかどうかと言われれば、やはりDVだと思われます。

そして、この場合は、相手の女性が非があるとか、婚外交渉は反道徳的だとか、そういうことではありません。

例えば両方が結婚して不倫の間柄であったとして、不倫相手Aが不倫相手Bを殴ったとしたら、罪に問われないかというとそうではありません。

行為それ自体を考えよう

相手の女性の反復的な行為についても考えてみましょう。

DVとは違うのでは、という意見の人には、女性が繰り返し渡部さんに会ったからという点を挙げる人がいます。

しかし考えてみましょう。

たとえば、相手AのDVで殴られた人Bがいるとします。そのBが2回目に相手に会ってまた殴られたとします。

悪いのは、Bだということになるでしょうか。

会いに行かなければ、被害は未然に防げたかもしれないが、Aの行為それ自体がDVであることには変わりはないのです。

 

DVの本質は行為でなく「支配関係」

たぶん、コメント欄に、「それは違う。女性は自分で会いに行ったのだし」と言っている人は、性交を強制されたのではない、つまり、強姦ではないという観点からそう言っているのだと思われます。

しかし、強姦ではなくても、意に染まない性行為に応じている女性(または男性)というのは、少なくないと思われます。夫婦間でもそういう方は実はたくさんいると思われます。

そして、この場合は、夫婦ではないが、交際をしている男女間でそれが起こるというところが問題なのです。

もう少し言うと、DVの本質というべきものは、暴力でもないし、性的な行為でもないのです。

そのような支配関係が成り立っていて、女性の方が自らの意思には添わないことをしている、しなくてはならない、そのような上下関係が二者間にあるところが問題なのです。

DVというのは、要は行為それ自体ではなくて、そのような関係性を含む言葉だと思われます。

これは基本的には、被害者の心の中にだけ起こる問題です。第三者にはきわめてわかりにくいのです。

渡部さんの相手というのは、複数おられるようなので、どの人がどのようなことを語ったのかということは、一般には把握ができないので多くは推測になります。

1万円という金額

ここで、渡部さんの渡したお金が、1万円だったと報じられていますが、この点についてはどうか。いえ、金額の多少ではありません。それが女性の心に及ぼした効果はどのようなものだったのかということです。

おそらく、収入の高い芸能人である渡部さんにとって、1万円は普通の人の思う感覚とは違います。おそらく、ワンコインかその倍くらい、要するに、普通の人の考える10分の1くらいの感覚の金額ではなかったかと思うのです。

女性がそれに気が付いたとき、この女性が特異なシチュエーションで行われる行為を好んでいたのならともかく、そうでない場合は、おそらく、相手との関係をつなぐために、ワンコインで嫌なことに応じなければならないのは、なんとみじめな事かと考えたに違いありません。

そして、それを渡部さんに訴えて別れようとした。しかし、こういう場合、普通ならその傷ついた分の補償や、手切れ金のようなものを要求しようにも、女性と渡部さんとの間には、振り返ってみると、”何もなかった”のです。

つまり、別れに際して揉めるような、その前提となる”関係”そのものがなかった。その状態で女性として、いえ、人として扱われなかった女性本人が、相手に何かを訴えても聞いてもらえるとは到底思えません。

女性は、渡部さんに期待できないとなった時、誰かに話を聞いてもらいたくなった。

そして、「ああ、あなたはそういうかわいそうな目に遭ったんですね」というリアクションを返してもらえるのは週刊誌の記者だけだと女性は考えたのかもしれません。

もちろんこれは単なる推測にしか過ぎないので、実際女性がどう考えたのかはわかりません。しかし少なくとも、誰にも認めてもらえない、誰にも言えないしわかってもらえないというのは、心境としては一つの危機なのです。

目的はともかく、週刊誌の記者であれ、会ったことを話せて共感的に効いてもらえたということは、女性にとっては一つの救いだったかもしれないのです。

 

渡部さんが芸能人という背景

そしてもう一つ、肝心なところ、なぜ、このような関係、DVとは断定しないまでも、マイナスの関係が成り立ってしまったのか。

実は一番の問題はここにあります。

渡部さんが、相手をコントロールしやすく、このような関係が成り立ったのは、渡部さんが売れっ子の芸能人だという点です。

日本中の芸能人のお笑いの芸人の中で、1番か2番かと言われるような人気のあるタレントさんと交際できるとなったら、たいていの女性はうれしくなることでしょう。

多少嫌なことを要求されても、渡部さんと交際を続けたいと思ったとしても不思議ではありません。

そして、おそらくは、それが渡部さんと女性をつなぎとめた、一番の要因です。その社会的な地位の高い人に、女性は自分も同等に扱われることで、自己評価が高まったのが女性の最初の心境でしょう。

ギャップによるショック

しかし、時間が経つと、彼との交際は「女性として扱ってもらえない」ようなものだとわかった。

その変転は一見簡単な事のようですが、一番大きなショックをもたらします。

女性はおそらくその心理的な喪失の分を取り返したいと思い、あるいは取り返せると思ったのかもしれません。いつかは優しくしてくれるはずだとよいように思ってしまうんですね。

なので、女性がそう信じている間は、実際の関係は変わらなくても、関係が続いてしまうんです。

そして、ひどい扱いをした後に、DVに特有の「こんなにリピートするのは、B子だけだよ!」とのアメとムチ的な言動に、さらにダメージを深くすることとなってしまったのです。

DV特有のアメとムチのコントロール

行為と言葉のギャップ、自分に対しての評価の上下の変転に、女性は判断を狂わされたに違いありません。これは、DVに特徴的なことで、「殴った後にやさしくなる」のはDVの男性(あるいは女性)の常套なのです。

渡部さんは殴ってはいないではないか、と言われそうですが、「過酷な行為の後にやさしい言葉」が繰り返されるという点では同じです。この問題の性的な側面には惑わされないでほしいのです。

社会的地位の高い、すてきな男性にあこがれを持って近づいたのに、「女性として扱ってほしかった」と言わざるを得ないような扱いを受けた。

その場合の「女性として扱って」もらえないセクシャルな関係とその行為というのは、無理強いされて行為をするのとどう違うのか。この点をもう一度考えてみてほしいのです。

パートナーとのよりよい関係へ

この問題というより、関係者以外には単なるゴシップですが、渡部さんの件で誰がどうだったのかとかは、実はどうでもいいことです。

私が言いたいことは、もし、渡部さんの件で、パートナーとの間で自分も同じような思いをしている、あるいは、この事件について聞いているうちに、もしかしたら自分もそうなのかもしれないと思う人がいたら、自分についてもゆっくり考えてもらいたいということです。

振り返ってもらいたいのは、相手のために無理をしていないか、我慢をしていないかということです。そして相手を愛しているのだから、それでいいのだと思い込んではいませんか。

対等の関係には、無理や我慢というものはけっしてありません。どちらか一方が我慢をしているというのなら、それは対等ではないのです。

DV被害には、結婚の有無は関係ありません。結婚している場合が、家庭内DV、交際だけならデートDVです。「相手のためだから」というのは果たして適正なことなのか、よくわからないという場合には、誰かに話を聞いてもらいましょう。

離れられない関係というのはありません。嫌ならいつでもやめていいのです。止めることで被る不利益はありません。

関係をゼロにしても取り戻せないものが残るとしたら、今のその関係が誤っているのです。







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