ロールケーキにする四角いシートスポンジケーキの作り方です。
卵1個分、型はコピー用紙で手作り、焼き時間は10分のスピードレシピ。
材料費も含めお手軽にできるケーキですが、ふわふわに作るには、それなりのコツがあります。
作り方とレシピをお知らせします。
スポンジケーキの作り方コツ
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スポンジケーキをふわふわしっとりに焼くにはコツがあります。
私自身は、中学生の時からスポンジケーキを焼いていましたが、その頃はハンドミキサーというものがありませんでした。
そして、ハンドミキサーを使うようになってからも、ぜんぜん美味しいスポンジケーキにはならなかったのです。
スポンジケーキのコツは泡立て時間と混ぜ方
ところが、近年、スポンジケーキのコツを覚えてから、格段においしく焼けるようになりました。
一体何が違ったのかを簡単にまとめると、泡立てる時間と、それから混ぜ方です。
そのうち難しいのは後者、混ぜ方の方だと思います。
スポンジケーキを焼いてもうまくいかないという方は、混ぜ方をチェックしてみてくださいね。
シートスポンジケーキの作り方
ここから、シートスポンジケーキの作り方です。
スポンジケーキ材料
卵1個分のシートスポンジケーキの材料と分量です。
- 卵……60g(L玉1個前後)
- 砂糖……30g
- 薄力粉……30g
- 牛乳……10g
油脂、バターを入れると混ぜ方が難しくなるので、バターなしのレシピです。
スポンジケーキの作り方の手順
スポンジケーキの作り方の手順です。
- 卵を冷蔵庫から出して室温に置く
- コピー用紙で型を手作りする
- オーブンを200度10分に余熱
- 湯せんのお湯をフライパンに用意する
- 材料を計って用意する
- 粉をふるう
- 卵を湯せんにして泡立てる(3分高速、2分低速が目安)
- 粉をふるい入れて混ぜる(30~50回が目安)
- 型に流し入れて200度10分のオーブンで焼く
それでは実際に作るところです。
スポンジケーキの型を手作りする
コピー用紙2枚で、型を手作りします。
横22センチ、縦14センチになるように、折り目を付けます。
ホチキスで留めたら出来上がり。ケーキに触らないように、上の方で留めてください。
湯せんにかけながら卵を泡立てる
卵に砂糖を入れて、スイッチを入れないビーターの一つでぐるぐるっと混ぜます。
フライパンに手を入れてやや熱いくらいのお湯にして、ボウルの底をつけながら、このあとすぐに泡立て始めます。
※湯せんの注意点
湯せんに自信のある人は、あらかじめ卵を湯せんにかけておいてください。
多くの本ではそうなっていますが、私が同じようにするとどうしても卵が固まってしまうため、ボウルの底をお湯に付けたら、つけながらすぐに泡立て始めることにしました。
途中で卵に指を入れてみて、温まったなと思ったら湯せんを外します。
卵の温度が温かいことが泡立てをうまくする条件ですので、ここはよく覚えてください。
スポンジケーキの卵の泡立ての様子
タイマーを5分にセットしておき、それを時間の目安にして、見ながら泡立てます。
2分後の卵
最初はビーターを高速にして、泡立てます。
2分後の卵の様子です。
泡立て始めて3分後の卵
こちらが3分後、かさが増えて、白っぽくなりました。
泡立て器を持ち上げると、すぐには落ちてこない状態です。
ここまでで3分くらいとします。
低速で2分泡立てる
ここから、さらに低速で1~2分泡立てます。卵の泡がきめ細かくなっていきます。
卵の泡立ては、全部で5分あれば十分です。
泡立てた卵と粉を混ぜる
粉を全部入れたら、ゴムベラで混ぜます。
左手でボウルを回しながら、右手にもったゴムベラを、ボウルの曲線に合わせて動かし、生地をすくいあげることを繰り返します。
粉を入れた直後は、なるべく、粉のある部分を狙ってゴムベラを動かします。
本だと「ゴムベラで粉を掘るように」そして「粉を飛ばす」ように、ゴムベラを持ち上げると書いてあります。
粉が消えるまで20回くらいです。
粉がなくなっても混ぜるのをやめず、そこからさらに、同じように30回くらいゴムベラを動かします。
この時も粉と卵他が、混ざっていっています。
「たらーっと流れる」が泡立ての目安
ゴムベラを持ち上げて、生地がずっと続いて落ちるようになります。
「艶が出てたらーっと流れる」まで。
昔の本だと、よく「リボン状に」と表現されていました。
ここまで来たら混ぜが終わります。
スポンジ生地を型に入れてならす
型に生地を流し入れ、表面を平らにならします。
オーブンに入れる直前に、型をちょっと持ち上げて、トントンと落として空気を抜きます。
200度で10分間焼く
あとは、200度にセットしておいたオーブンの中段で10分間焼くだけです。
焼き上がりがこちらです。
焼き上がって数分置いて熱が抜けたら、あとはすぐにポリ袋に入れて乾燥しないように冷ましてください。
あまり均等ではありませんが、厚みはこのくらい。
あとは、生クリームをのせて、長い方を縦にして巻きます。
今回は、角切りのバナナのみです。何も入れなくて生クリームのままでもいいです。
思いついたときに手元にある材料で作りましょう。
巻いたところを横から見たところ。冷やす前なのでちょっとひしゃげていますが。
焼いたときに使った紙に巻いて、ポリ袋に入れて、冷蔵庫で冷やします。
あとは、食べる時に切っていただきます。
無理してロールケーキにしなくても、シートのまま二つに切って重ねてもできますよ。
お好みで工夫してみてくださいね。
スポンジが失敗しても冷凍で利用
スポンジケーキは冷凍もできます。
それと、もし、スポンジが失敗してしまっても、冷凍の上、チーズケーキの台にしたり、トライフルにしたりして利用してみてください。十分おいしく頂けます。
一度でうまくいかなくても、卵1個のレシピですので、何度でもチャレンジしてみてください。
それでは、美味しく召し上がれ!
参考にした本はこちらです。より詳しい説明と、ココア生地他のバリエーションも豊富に載っています。