ステップファミリー

ステップファミリーですが夫の子どもと幸せに暮らしています

更新日:

 

わが家は夫と夫の連れ子の息子と3人家族、いわゆるステップファミリーです。
昨夜夫が夕飯の食卓で、次のように言いました。

「昨日、お前が『2週間に1回ずつ、雄太君に、お菓子を詰め合わせて宅急便で“お菓子の定期便” を送ろうよ』と言ってくれた。それがとてもうれしかった。

血のつながらない子どもとお前がうまく暮らせるか、最初はとても心配したが、今はとてもよかったと心から思うよ」

そう言って夫は涙ぐみました。

連れ子の息子は大学生

子どもとはいっても、平成生まれの25歳。

都内の大学から帰省して地元の企業で就職を始めたときに同居。
一年後の今は元々の希望だった公務員として都内に転職をしたので、離れて住んでいます。

私が言ったのは、一人暮らしを始めた息子が、給料を節約して菓子類は買わないというので、こちらで買って定期的に送ってあげようという提案でした。

ステップファミリーとはいっても、小さいお子さんを育てておられる方よりは、楽な面はあるかもしれませんが、成人した子どもは親しくなりにくいなどと、別の課題もあると聞きます。

わが家の場合は、3人で同居をする機会を持つことで、みんなが幸せになれたのです。

既に成人した夫の連れ子は一緒に暮らすのを望んだ

 

私と夫が一緒に住み始めた時は、息子は大学生で、地方には戻らず、そのまま東京に就職をすると聞いていました。

ところが、最終的に子どもは地元の会社に一年間就職し、その間働きながら公務員試験を受けることになりました。

そしてその間の住まいを、私の居る実家にして、一緒に住みたいと言ったわけです。
夫も私もそれぞれが少しずつ驚きました。

私は子ども自身が、そう言ったことの意味を、離れ住んでいる今でもずっと考えていました。今日はそのことを書いてみます。

両親の離婚を経験した子どもは心に傷を負っている

 

夫とその妻が離婚したのは、息子が中学生の時だったと言います。

そして、私自身も17歳の時に両親が離婚をしています。母はその後2回再婚をしましたので、私も義理の父や兄弟とステップファミリーで育った経験があります。

私には弟が1人、母の再婚先には、義理の父の子どもが3人居ましたが、皆が心の傷のようなものを持っていました。

そして、離婚を経験した当事者である、両親もやはり、心の傷を抱えていたと思います。
離別の悲しみや苦しみは、経験した人の心に必ず何らかの思いを残します。

夫と前妻の間は、言い争いが絶えなかったと言います。おそらく子どもにとっては、そのような記憶も消し難く残っていたことでしょう。

離別を経験しても良いときの家族関係のイメージは子どもの中に残る

 

私は夫の息子が父の再婚相手である私の居る家に一緒に住みたいと言った時、彼が心の傷を癒したいと思っていること、そして、今度の「家」であれば、楽しく暮らせることを確信していることを、何となく感じました。

つまり、そのような幸せな家族のイメージは、夫でも私でもなく、むしろ、子どもの心の中にあったのだと思います。

息子の父である夫は同意しないでしょうが、離別をしてしまった母との関係にも、決して悪い記憶ばかりではない、育った過程で必ず良いイメージは残っているのに違いありません。

息子は離婚後に母とは会うことを望んではいないと聞きましたが、良い家族関係のイメージがあるとすれば、やはりそれの幾分かは、息子が育つ過程で獲得したものです。

息子は、途中で子どもの本意ではなく切れてしまったそのイメージを、この家で私とつなげてみたいと思ったのではないかと思います。

心の中の良いイメージが自分ばかりか人を変えていく

 

息子に親子の経験がある一方で、私には出産経験がないので、子どもは居ません。
「子どもがいたらこうしたい、こうあるべき」のイメージはあっても、私自身に実体験はないのです。

一緒に住みたいと言った息子の中には、親子、家族の良いイメージがあります。

それが具体的にはどういうものなのかはわからないが、それが、今の私たち家族を作ったのだと思います。

夫は私にお礼を言いますが、私たちを助けたのは、他でもない夫が育てた息子の内面にあったイメージなのです。

私を含めた人との相互交流の中で、子どもの心の中のイメージは浮き彫りになり、それに良い反応を返されることで、現実化していったのだと思います。

私はそれにふれることで、家族とは何か、親子とはどういうものかを初めて知ったような気がするのです。

ad

ad

-ステップファミリー

Copyright© 料理と暮らし , 2018 All Rights Reserved Powered by STINGER.